$yamasan007の勝手にクラウド・ニュース解説!-Trend Micro Portable Security™ (TMPS)
※Trend Micro Portable Security™ (TMPS)

クラウド時代にオフライン端末でウイルス対策が必要な理由

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100319-00000001-zdn_ait-sci

3月19日19時46分配信 @ITの記事。

<以下、私個人が勝手に解説している内容です。間違っているなら気軽にツッコミしてね。>

ザックリ書きますと、製造業では汎用OSとクライアントOSは自前のものが多く外部とはネットワークでは繋がっていない。しかし、ウィルス感染は、結構している事が多い。というのは、ウィルス感染原因で、今、一番多いのがUSB経由の人による感染。それは、ネットワークに繋がっていない上記のシステムでもよくあることだそうだ。そこで、トレンドマイクロ社が、PCへのインストールが不要で、USBメモリからブートするタイプのウイルス対策製品「Trend Micro Portable Security」(TMPS)を発表したよってなのが主な内容。

で、どこがクラウド・コンピューティングと関係が?
となりますが、そこは今後、主要なデータはDCなどの集約型のストレージに格納され、そこからいかなる場所からでもネット接続できるリッチクライアント的デバイスが登場することで、ネットを介してのインストールやらアップデートなどわざわざせずに、簡単にUSB接続でウィルス駆除が出来ると言う面白い現象が今後あるだろうと言う事が記事に書いてあります。

リッチクライアントって何?って方は、以下参照。

http://e-words.jp/w/E383AAE38383E38381E382AFE383A9E382A4E382A2E383B3E38388.html

以下に記事の一部を抜粋

「斧江氏は「ネットワーク、コンテンツ、そしてプラットフォームのオープン化が進み、特にフルブラウザを搭載すればするほど、脅威は必ず発生する」と述べ、そうした分野をクラウドとデバイス、両面から保護していきたいと述べている。」

マイクロトレンドの姿勢は、非常に先見性に飛んでいると見ていいと思う。

ただ、私が、この記事で感じたのは、セキュリティの堅固性とか安全性って、実はネットワーク云々とか外部データを預けているなどではなく、運用者のモラルとかセキュリティ意識の問題ではないかと言う事。
要は、人間がセキュリティの向上を上げているキーのだから、ある意味、セキュリティ意識の高い、クラウドサービス業者の方がその様なウィルスや人間による情報漏洩って少ないのかもしれません。
ただ、そこには、地理的要素は絶対譲れないのもありますが、今までの自社持ち開発(オンプレミス)などは、確実にセキュリティ不安によるネガティブイメージが払拭されて、その必要性と存在性が疑問視されるのは確かではないかと思います。

オンプレミスもERPのカスタマイズもそうですが、もっと重要なのはその細々とした理由より、大きな大局観をもって現状の流れを正確に把握していないとあっと言う間にどこの開発会社も時代の潮流に乗り遅れる事になるかも知れないことを肝に銘じておく必要があると、この記事を読んで読み取る能力が必要ではないかと思います。