$yamasan007の勝手にクラウド・ニュース解説!-PRIMERGY CX1000
※PRIMERGY CX1000

富士通、クラウド向け新サーバプラットフォーム「PRIMERGY CX1000」を発売

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100318-00000009-inet-sci

3月18日11時51分配信 japan.internet.comの記事。

<以下、私個人が勝手に解説している内容です。間違っているなら気軽にツッコミしてね。>

ザックリ書きますと、この製品は、DC用に開発されたもので、通常は、サーバ毎に冷却ファンを付けているらしいが、それをラック単位で装備させ、サーバ単位の軽量化などに対応しているとの内容。

DC(データセンター)の大規模な施設とは言え、敷地面積で外国に比べるとどうしても割高になる。
でも、日本国内にある方が、日本企業にとって安心感は高い。
DCにとってのサービス価格帯は、その地代の高さが価格に大きくなれば成るほど不利に働くのだが、そこで如何にDC運用会社は、顧客ニーズに合わせたDCを日本国内で作るのかで苦心しているわけです。

じゃ、ラックを高く積んで、一つの敷地面積上に何階もの建物を作り、ラックをガンガン置けばいいのではないかと単純な発想がでるが、実際は、そうはインフラ関係者なら行かない事は、ご存知な事でしょう。
敷地面積にどのくらいの重量までなら法的に許されるのかなど実際の制限といいますか縛りがありますからラックの高さや積めるサーバの量もおのずと決まってきます。

なので、ラックを設置しても場合によっては、フルにサーバを積めない状況もあり、そこがデットスペース化(無駄なコスト化)することもしばしば起こるようです。

そこで、富士通は、その解決策として記事のようなサーバを開発し、ラックそのものに冷却ファンを設置し、ラックに搭載できるサーバが上手くより多く積め、且つ、電力消費が効率の良い製品を発表したわけです。

需要的には、今後、DCの建設は増えていく傾向にあるでしょうし、日本国内でのDCを要望する企業も多いのは確かです。
海外にDCがあるよりは、当然、法的に日本国内の方が対応しやすいですし、何より日本にある事が一つの安心感になるはずです。

そこで、少しでも敷地面積を効率的にエコに使えるサーバ開発は重要になってくるわけです。
※コスト面の劣勢を少しでも軽減する為にも。

今後、クラウドが広がりを見せるのは、確かな事で熾烈な競争が既に始まっていると見るべきでしょう。
インフラ系のベンダーもそのターゲットとしてDCを狙っており、その背後にはクラウド展開の需要があると見越しているからだと思います。

こんなちょっとした製品発表でも背後にある意図を読み取るのは、重要なカギに今後はなっていくのではないでしょうか?


<以下は、同じ記事内容です。>

いろんな方面から同じ製品の情報記事を見ると背景が見えてくるのではないでしょうか?

「世界最高性能になる見込み」――富士通がサーバ製品「PRIMERGY CX1000」を発表

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100317-00000028-rbb-sci


[新製品]富士通、データセンター向けの新サーバプラットフォーム「PRIMERGY CX1000」販売開始

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100317-00000018-rbb-sci