日立ソフト、クラウド環境でのCPU性能を保証するサービスを開始

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100310-00000005-rbb-sci

3月10日11時37分配信 RBB TODAYの記事。

ザックリ書きますと、クラウド上で日立が、仮想マシンに割り当てるCPUあたりのクロック数を最大3GHzまで保証する「仮想マシンCPUリソース保証サービス」の提供を開始して販売しまっせって内容。

仮想マシン(Virtual Machine)?って方は、以下参照。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20080509/301075/

クロック数?って方は、以下参照。
※基本でしょうが…改めて…

http://e-words.jp/w/E382AFE383ADE38383E382AFE591A8E6B3A2E695B0.html

<以下、私個人が勝手に解説している内容です。間違っているなら気軽にツッコミしてね。>

日立は、日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」のラインアップの1つである統制IT基盤提供サービス「SecureOnline」って言うのを持っているそうで、そこでCPUのクロック数を最大3GHzまで保証するサービスを行うのですが、これって何に使うのって方も多いでしょう。

しかし、昨今の社会情勢などは大きく変化していて、大きな数理計算などは、ちょっとやそっとでは出きるものではなく、金融機関や各種研究機関でも早々自社で自前のIT資産リソースを持つ事自体が、大きなリスクとなってしまいます。
マシンの性能も秒進分歩の時代ですから、そうそうに高性能のマシンの導入とはいきません。

例えば、金融機関のリスク計算シミュレーションや研究機関の数値計算処理システムなど。

一旦、投資したとは言え、その設備が有効に働くか疑問ですし、2~3年もすれば、直ぐに旧式化してしまいます。
そこで、CPU自体をサービスとして利用し、コストを削減できれば、これほど有効な事が無いわけです。
で、日立はそこに目をつけて、3GHzの保証を行うクラウド・サービス(分類的にはPaaSかな?)を開始したわけです。

需要は、そこそこあると思われており、「初年度で1億円の販売を目指す。」そうです。
立ち上げにしては、けっこうな金額かと。

既に導入している企業もあるようで、「金融機関で使用されているリスク計算シミュレーションソフト「MOSES」や、研究機関で採用されている数値解析ソフト「MATLAB」を用いた数値計算処理システムを、SecureOnline上で稼働させている。」そうです。

大規模な数理計算システムでは、オンプレミス開発が無くなっちゃうかもしれませんね。

オンプレミス?って方は、以下を参照。

http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/onpremise.html