ニカメイチュウ
今年は、水稲に様々な害虫が発生しています。
下の写真の中央部のような姿の稲を見た事ありますか?
実りが全くない・・・
そして、抜いてみると『す~っと』簡単に抜けてしまいます。
症状がひどい時は若干ですが腐敗しているように見えます。
【ニカメイチュウ】です。
イネを加害するのは幼虫で,1年に2回発生するが
西日本の一部の地域では3回発生する。
殺虫剤による防除の対象は幼虫,適期は幼虫発生の初期である。
殺虫剤による防除効果は第1世代虫では高いが,
第2世代虫ではやや低くなりやすい。
防除は第1世代虫を重点におこなう。
卵はイネの葉身に卵塊として産下され,
孵化した幼虫は間もなく葉鞘に食入する。
第1世代幼虫に加害された葉鞘ははじめ水面付近から
上方の加害部が褐色に変色する。
この時期が殺虫剤による防除適期である。
幼虫は若齢時から隣接する茎や隣接株への分散をくり返しながら
茎の内部に食入する。
幼虫が茎の奥に食入すると防除効果は低下する。
第2世代の被害が多発生しやすいのは,イネの作期が早い北日本や
日本海側の地域では特別に生育の遅れたイネに多く,
直播栽培のイネで集中的に多発生することがある。
効果的な防除方法は・・・
やはり初期の段階が効果的?
発生として目に見えるときにはすでに遅い傾向ですので
予防が一番という事ですね。