二十四節気 6月6日〜6月20日頃
芒種(ぼうしゅ)とは、
稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃のこと。
稲の穂先にある針のような突起を、芒(のぎ)といいます。
この頃から、雨空が増えていきます。
初候 6月5日〜6月9日頃芒種
「蟷螂生(かまきりしょうず)」
秋に生みつけられた卵から、かまきりが誕生する頃。
かまきりは農作物には手をつけず、害虫を捕まえてくれる、
私たちにとってありがたい存在です。
次候 6月10日〜6月15日頃
「腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)」
ホタルが暗闇に光を放ちながら、飛び交う頃。
きれいな水辺に住んでいると思われがちですが、野原でも蒸れて
腐りかけた草の下で、明かりを灯し始めます。
末候 6月16日〜6月20日頃
「梅子黄(うめのみきばむ)」
梅雨入りと同じくして、梅の実が薄黄色に色づく頃。
梅雨という言葉は、梅の実が熟す頃の雨という意味です。
黴(カビ)が生えやすい季節なので、「黴雨(ばいう)」と書くことも
ありました。
<旬のもの>
花
「紫陽花」
紫陽花は梅雨時を象徴する日本固有の花です。
「万葉集」にも名前が出てくるほど古くから知られています。
鎌倉時代に園芸化され、江戸時代には一般的な庭園植物と
なりました。
行事
「田植えの祭」
六月の田植えの時期には、大阪の住吉大社で行われる御田植神事
などをはじめ、全国各地で、今年の豊作を田の神様にお祈りする
祭りが行われます。
野菜
「トマト」🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅
初夏にとれるトマトを「冬春トマト」、夏から秋にとれるトマトを
「夏秋トマト」と呼びます。太陽を浴びて真っ赤に育った、
冬春トマトと夏秋トマトは糖度が高く、味が濃いのが特徴です。
さかな
「縞鯵」🐟🐟🐟🐟🐟🐟🐟🐟🐟🐟🐟🐡🐟🐟🐟🐟🐟
鯵の中では最も美味とされる高級魚です。大きいものは、体長1mにも
達し「オオカミ」と呼ばれています。
刺身で食べられることが多いですが、塩焼き、酒蒸しにも合います。
行事
「父の日」
アメリカで、男手ひとつで育てられた女性が、「父への感謝を」と
提唱したのがはじまりです。
日本では、6月の第3日曜日が父の日とされております。