前回の続きであります。
まだまだ終わりません。
幸福駅を後にし、やって来たのはお隣の旧広尾線「愛国駅」です。
1973年3月、NHKの紀行番組『新日本紀行』において
「幸福への旅 〜帯広〜」として紹介されたことで知名度は上昇。
1972年には7枚しか売れなかった愛国 - 幸福間の切符が、
1973年は300万枚、4年間で1000万枚超も売れました。
「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズと
ともにブームを巻き起こしました。
帯広市により「愛国交通記念館」として整備されています。
旧駅舎内には当時使用していた閉塞器、通標、備品、乗車券、
駅スタンプ、写真パネルなどが保存・展示されています。
駅構内は営業当時そのままの状態で保存されています。
本来は無人駅でしたが、大正駅の助役が当駅の助役を兼務して
おり、実質的に有人駅でしたた。
1929年(昭和4年)
11月2日:国有鉄道(鉄道省)広尾線帯広駅 - 中札内駅間開通に伴い開業
1945年(昭和20年)
7月16日:砂利線使用開始
1974年(昭和49年)
12月15日:貨物・荷物取扱い廃止・無人化
1979年(昭和54年)
8月1日:駅舎改築・記念乗車券4万5千枚販売
1987年(昭和62年)
2月2日 :広尾線の廃線に伴い廃止
さて次回は、駅ホームへと参ります。
9600形蒸気機関車19671号機が静態保存・展示されています。
この度、まだまだまだ続きますよ。
次回で最終回ですが。
つづく