4回戦。
座順は
楢原(RMU)-連盟の方-明石(連盟B1)-やまだ

現状のポイントは+27。ボーダーを35に設定しているので難しい打ちまわしになりそうである。加えて、下家の楢原に暴れられると厳しい。

楢原和人プロ。下の名前で呼ぶのはいつぶりだろうか。
RMUや各種大会で結果を出す「怪物」。威圧感のある体躯から繰り出すあがりは打点があり、一撃が重い。攻撃重視のため時折雑になる嫌いがあるが、それを差し引いても麻雀界では一目置かれる存在だろう。
ちなみにこの楢原、RMUでは一応僕が「同期」入会となる。(僕はライトコースをチョイスしたのでプロにならず)そういう意味では大舞台の同期対決、負けるわけにはいかない。

ここまでは楢原が60p、対面は-10くらい、明石はマイナスとのこと。楢原以外の2人は積極的に出てくるだろう。

東1
明石の仕掛けが入る中、黙聴の一盃口1300を聴牌、これを楢原からあがり局消化を行う。

しかし、ここからが大変だった。南場の親番に至るまでひたすら対面の方にツモられ、放銃の繰り返し。手が入っており、確実にものにされた。
気づくと展望は10000点を割り込み、このままだとマイナスポイントに転落、敗退する。
南1局1本場。
索子がうまい具合に仕掛けられ、タンピン三色の聴牌が入っていた楢原があたり牌(7s)を掴み、8000(+300)のあがり。
3345566s  2sポン 123sチー
その後は明石の意図のわからない打牌に苦しむも、ようやく3着目が見えてくるところまで行ったが結果ラスで終了。
かろうじて5回戦に残ったが、大きいトップ条件。

17600-B4  -20.4/+6.8

5回戦。
大きいトップ条件を阻むべく立ちはだかるのはMリーガー、瀬戸熊直樹プロ。
鳳凰位、十段位と連盟のタイトルを総なめにし、名実共に連盟の顔である。アマチュアに対しても気さくに接してくれて、非常にありがたいと思っている。
もう一人は協会の雀竜位を連覇した、江崎文郎プロ。入会当初は人柄が穏やかないい人、といったイメージだったが近年の活躍により表情に凄みが出て、勝負師の顔つきになったと思う。
江崎プロも客野プロ同様、ソツがない印象。イメージでいうと客野さんより打点が高いイメージ。

座順
瀬戸熊(連盟A1)-やまだ-菊田(連盟東北)-江崎(協会B2)

ラスボスばかりの卓組で醍醐味を存分に味わってきたが、ここはサバイバル、そんなことも言ってられない。
自身の放銃もあり、瀬戸熊の連荘が続いてしまう。東1局2本場、リーチドラの手が出来るが前局瀬戸熊に11600を放銃しており、打点をある程度つくるべきと考えていた。
実際はタンヤオがつき、よくない形ながらも2000/3900をツモ。24400点ならまだ戦える。
その後はしかしなかなか周りのスピードに追いつけない。追いついたと思ったら聴牌打牌で放銃の繰り返し。

南2局の親番。
タンピン三色が見える渾身の手が入る。
4-7m待ち。4がツモれれば6000オールで戦列復帰できる。
しかし一発目に引いたのは会社違いの4p。
これに、ロンの声がかかる………

これで、事実上の敗戦。下家である菊田はその後加点し、通過。A級決勝も勝ち上がり、準決勝へ進んだ。
自分も、菊田も似たような条件だった。
手繰り寄せるだけの力量と、指運がなかったということなのだろう。

久しぶりの本戦はワクワクし、楽しめたが勝負にまけるのは悔しいものだ。
足りないところも見つかった。自分としては、またチャレンジしたいと思っている。

また、何年かかるかはわからないが、この舞台に帰ってこよう。
願わくば、成長しててほしい。
いつになっても考え方次第で人は成長できると信じている。

それまでは……


王位戦2018 自戦記  完