先日アップしました「別れを告げられる理由と予兆」のつづきになります。

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そして、相手の心変わりに悲観的にならないことです。彼が変わったことを指摘したり責めたりせずに、自分が変わったと感じられたなら、反省する意思を伝える。そして、その改心の証として、彼に優しくしたり、褒めたりアピールをして、相手の気持ちが落ち着くまで時間を置くようにする。

結果をすぐに欲しがらず、時間をかけることが大事です。
人の気持ちはちょっとしたことで心変わりするもので、別れまでに至らなくても、ちょっと嫌になったり、好きになったりする波があるものなのです。

「嫌われたかも」「冷めたみたい」「別れる気かも」と感じた時ほど、焦ってはいけないのです。危機を感じた時にいかに冷静に振る舞えるかが、その人の度量を表すとも言えるのです。

不安がったり悲観的になって、相手に追いすがる、あるいは助けを求めたりする行為は、テイクの意識なのです。相手に不安から救ってほしい、気持ちをなだめてほしい、と懇願する意識こそが、人を遠ざける意識であり、幻滅される行為でもあるのです。

以前にも、人をあてにしたり、頼ったり、求めたり、期待する人ほど、敬遠される確率が高まると書きました。

逆に、人が逃げ出したくなるような時、泣きたくなるような場面で、ニコニコしていられる、人に親切にできる人は、なかなかいないからこそ、相手に衝撃を与え、感心させ、尊敬され、懐の大きさを証明することにもなり、信頼される、という好循環へとつながっていくのだと思います。

つまり、危機に直面した時、悲観的になった時に、ギブの心で対応するか、テイクの気持ちで追いすがるかが、別れを告げられる分かれ道になるように思うのです。相手の心変わりだけが原因ではなく、自分が成長するチャンスであり、自分を変えるきっかけにするかを、試されているのだと思います。


出会った頃には、成長の度合いが同じでも、自分を変えようとしない、変わろうとしない人は、変化して成長し続ける人との間で、波長のズレが生じてくるものです。一緒にいても楽しめない、幻滅される、など、関係がギクシャクしてくるのです。そして、別れを迎えることとなるのです。

別れとは、単純な心変わりではなく、成長の度合いの誤差により起こる現象なのだと考えたなら、自分の取るべく対応が見えてくるのかもしれません。