天気がイマイチな週末であるが、午前中だけ時間が取れたので山へ。当初、丹沢エリアを考えたのだが、雨上がりということでヒルが怖い。そこで、久しぶりに筑波山に登ることにした。
筑波山はこれまでに息子と3回登っている。いずれも冬だ。秋に登るのは初めて。
白雲橋コースをピストンでもよかったのだが、少し変化をつける意味で、下山はロープウェイのつつじケ丘駅方面へと降りて、そこから迎場コースで筑波山神社に戻る周回ルート。
天気が悪いのは織り込み済み。霧がかった森を気持ちよく歩ければいいな、というのが今回のテーマなので、景色などは望まない。
7時ちょっと過ぎに筑波山神社からスタート。天気がイマイチなので、そんなに人はいない。
少しだけ歩くと白雲橋コースの入口。ここから登山道が始まる。前日に雨が降っているので、岩はウェットで滑るし、地面もぬかるんでいたりする。
とにかく濡れた岩で滑らないよう細心の注意を払いながら歩く。基本的には全ての岩が滑るであろうという前提で考えておくのが無難だ。
視界不良になるほどではないけど、雰囲気を作り出すには程良い感じの霧である。
そうこうしていると雨が降り出す。最近活躍してるのがミレーのソフトシェル。レインウェアではないのだが、ちょっとした雨ならこれで十分だし、ティフォンシリーズと同様に透湿性が高くてムレにくく、着心地が良い。
途中にある休憩ポイント。息子と2人で歩いた時はまだ工事中だったことを思い出す。
白雲橋コースのハイライトは何といってもこれ。弁慶七戻り。何回見てもこの絶妙なバランス感には驚かされる。
あとはひたすら濡れた岩場を滑らないよう気をつけながら山頂を目指す。
あっという間に女体山の山頂に到着。標高は877メートル。筑波山にはもう一つ男体山というピークもあるが、今回はサクッと登山なのでこちらのみ。
もちろん山頂からの眺望はゼロ。何一つ見えない。まあ、今日はこれが前提で来たので、残念な気持ちはない。
下山は先ほどの休憩所まで戻ってから、つつじケ丘駅方面へ向かう。
こちらの道は白雲橋コースよりもより歩きやすい道が続く。
しかし油断は禁物だ。綺麗に整備されてるなぁと思いながらこの写真を撮った直後、気を抜いて一歩を踏み出したところで滑って尻もちをついてしまった。
カッコ悪いったらありゃしない。幸い前後に人はいなくて、誰にも見られてはいなかったが、やはり何でもないところの方が転倒などの事故が起こりやすいんだなということを再確認。集中力を切らしてはいけない。
こんな感じの開けた場所も。休憩所などもしっかり完備されている。
つつじケ丘駅からは迎場コースで筑波山神社に戻る。
こちらのルートはピークを目指すルートでもないし、道もほとんどが舗装路なので、消化試合的な感じだが、先ほどの尻もち事故のこともあるので、気を抜かずに歩いていく。
しばらく歩くと白雲橋コースと合流。ここから少し降りていくとゴールの筑波山神社。
時間にして2時間半ほどのコンパクトな山行だったが、あえてウェットな環境での山歩きを楽しむことができた。高山ばかり登っていたので、たまにはこういう登山も良いものだ。