ヒマラヤ山脈と並んで険しい峰々が連なるカラコルム山脈。

世界で一番危険度が高い山、死亡率25%ということで有名なK2があるのもカラコルム山脈だ。


そんなカラコルム山脈の7,000m峰、スパンティークで日本人2名が遭難、うち1名の遺体が収容されたとの報道。


記事では国際山岳ガイドの平岡竜石さんという方の名前が出ている。



ホームページがあったので見てみたら、エベレストに5回も登り、世界の様々な高峰に登ってきた凄い方のようだ。


定期的に公募登山隊を組成して、色んな高峰に登っていたみたいで、今回のスパンティークについても募集ページがあった。



これによれば結構人気の山みたいで、比較的登りやすいとの記載もある。もちろん、このレベルの方々にとっての話なので、普通の登山者が立ち入れるような領域ではないだろう。


募集要項によれば5月末から32日間の旅程で7,027mのピークを目指そうとしていたようで、予定通りいけば6/20過ぎにピークに到達する計画があった中での今回の遭難事故。


これだけの経験を積んだ方でも遭難してしまうこともある。そんな怖さを思い知らされた心境だ。


遭難事故の理由は何だったのだろう。天候的な話なのか、落石など不可避的な自然トラブルに巻き込まれたのか、それとも致命的なミスによるものなのか。これだけのエキスパートでも遭難してしまう理由とは何なのか、気になるところだ。


もう1人はまだ発見されていないようだが、残念ながら現実的に生存可能性はほとんどないのだろう。


まずは亡くなった方のご冥福をお祈りすることとしたい。