先日の赤岳登頂で幕を開けた僕の夏山シーズン。



今シーズンのテーマは「軽量化」である。


昨年初めてテント泊登山をして、荷物の重さに随分と苦労させられた。


息子と2人分だったこともあるが、明らかに歩行の安定性を害するレベルであった。



昨年の記録を見返すと最初は18キロも背負っていたようだ。仮にソロ登山だったとしても、12〜3キロはいってしまうだろう。



とにかく荷物が重過ぎて、早く終わって欲しいという気持ちが頭の大半を占める状況で、山歩きをなかなか楽しめなかった。


無知だったし、雑誌などで「テント泊は重装備」という記事を目にして、そういうものだと思っていた。



だから、荷物を軽くするという発想ではなく、重い荷物に慣れるという発想で、重装備を担いで練習したわけだ。


しかし、雪山シーズン中に夏の計画を立てる中で、ULハイクというスタイルがあることを知った。荷物をシンプル化して軽くすることで長い距離も楽に歩くという発想。


もちろん安全性を疎かにすることはできない。あくまで、無駄な道具を減らしたり、一つ一つの道具をできるだけ軽くすることで、全体の軽量化を図るのであって、必要な道具を削ることはしない。


もともと日常の身の回りに関しては、ミニマリスト思考なので、このULハイクの思想もすんなりと入ってきた。身体への負担を軽くして安全性を高めるという発想も理にかなっている。


というわけで、最近は勉強しながら色んなギアに投資をしまくっている。実践してみないとわからないこともあるので、早くテント泊登山に行きたい。



UL化に取り組み始めて最初の登山となった先日の赤岳も、日帰りではあるが、飲み物や食料などを除いたベースウエイトは2kgを切る水準、水分なども含むパックウエイトで3.5kg程度だったので、かなり軽快に歩くことができた。


軽くはしたけど、ちゃんとツェルトやエマージェンシーシート、ココヘリやガーミンのインリーチミニだって入っている。



日帰り前提だが、先日YAMAPのオンラインストアで買った16Lのザック、赤岳で早速使ってみたが非常に具合が良い。背中でザックを背負う感覚がよくわかった。



軽量化のプロセスや実現方法などについては、備忘も含め改めて記していくこととしたい。