後半は結構バテながらも、何とか地蔵尾根ルートで辿り着いた八ヶ岳の主峰。



赤岳2,899mのピークで少し休憩を取った後に下山開始。



下山は文三郎尾根の方面へ。なぜ「文三郎」なのかな?とネットで調べてみたら、昔、茅野文三郎さんという方が切り拓いた登山道ということで、その名前がついたらしい。



こちらの道もなかなかの岩場だ。登ってくる人もいるので、とにかく落石だけは気をつけて慎重に歩く。



ほどなくして権現岳方面との分岐点。岩場の練習をもう少し積んだら、そのうち八ヶ岳キレットも歩いてみたい。



この下山ルートでは絶景をたっぷりと楽しむことができた。権現岳方面の山並みが素晴らしい。



そして、大迫力の阿弥陀岳方面の縦走路。



硫黄岳と赤岳の間の岩稜地帯。ハードな感じだが横岳もそのうち歩きたい。



硫黄岳の爆裂火口はどこから見ても大迫力だ。



景色を堪能しているとついに階段が登場。このような感じで途中からは、かなりの数の階段を降りていく。



文三郎尾根ルートで僕が苦労したのが、かなりザレ気味の登山道。後半で脚に疲労が溜まった状態でザレザレの道を下るのはやはりリスクが高い。



しかも絶景過ぎて景色に目がいってしまう。そういうわけで、何度か滑りそうになりながら下山。こっちを登りに使えばよかったかなと少し後悔。



何とか転けたりすることなく、無事に行者小屋へと辿り着く。ここでヘルメットを外して、再びストックを取り出す。



ここからの下山は南沢ルートへ。



北沢ルートに比べると道が荒れ気味でやや歩きにくいところもあるが、まあこのくらいの道はどこにでもある。



むしろ厄介だったのが道迷いリスク。足元ばかり気にしてピンクテープを見落とすと、写真のように、間違ったルートに入り込みそうになる箇所がちらほら。



実際、この写真の箇所では、間違えて右側に行ってしまい、行き止まりとなって引き返すということがあった。左側のピンクテープを見逃してしまったのだ。



それにしても気持ちが良かったのは、八ヶ岳らしい森歩きだ。いつ来ても歩いていて気持ちが良い。



そして何と言っても沢。水の音が心地良いし、森の恵みを感じながら歩くことができるので、沢沿いのルートは大好きだ。



下山後は八ヶ岳山荘でランチ。ざる蕎麦とコーラという普通はやらない組合せ。



そんな感じで、無事に初の赤岳登頂を達成して下山してきたわけだが、他のルートも歩いてみたいと新たな欲が。それだけ魅力の多い山ということなんだろう。



八ヶ岳を満喫した1日だった。送り出してくれた妻には感謝しかない。