先日、金峰山に登った後、大弛小屋に寄ってみた時に、北奥千丈岳という山があり、奥秩父最高峰2,601mであることを標識で知った。



最高峰と言われると登りたくなるのが人の心というもの。


しかし、事前にしっかりとリサーチできていない山に登るのは自分のポリシーに反する。


金峰山は急遽企画したものの、以前からそのうち行こうと思って、ルートについてはかなり調べていて、ちゃんと把握していた経緯がある。


それに対して北奥千丈岳は山の名前すら標識を見て初めて知ったくらいだ。標準コースタイムが40分と短くても、もしかしたら難所が待ち受けてるかもしれない。


まだまだ初心者の域を脱することができていない僕が安全に登山をするには、リサーチし切れていない山は登らないというのは、守るべきルールと言えよう。


そんなことで、その時は、後日調べてみて、もし自分にも登れる山だったら、そのうち登ってみようと考えた。


しかし、家に帰ってから調べた瞬間、「ついでに」登っておけばよかったと少し後悔。


金峰山から下山した後、その場でネット検索をして少し調べれば、初級レベルの山だということはすぐにわかっただろう。


改めて調べてみたところ、北奥千丈岳と国師ヶ岳の両方に行っても、自分の足だったら往復で1時間20分かからないくらい。しかも難所はなさそう。



大弛峠からピストンでの金峰山登頂に要した時間は3時間にも満たない。その後、休憩がてら30分くらいリサーチした後に登ったとしても、トータルで5時間弱の山行だ。


せっかく大弛峠までくねくね道をロングドライブしてきたのに、少しもったいことをしたなぁと、調べた時には思った。


僕はまだまだ色んな山を知らない。ミーハーかもしれないが、とりあえず人が集まる山の方がリスクを下げられると思って、百名山を中心にメジャーな山ばかりを物色しているので、そこから漏れている山は結構見落としているのだ。


事前によく調べておけばよかったなぁと思ったりもしたが、最終的には、今回はこれでよかったという結論に達した。先ほど、「後悔」と書いてしまったが、本当は後悔してはいけないんだと思う。


事前にじっくりリサーチし切れていない場合は登らない。やはり、これを守り切ることが僕にとって安全登山の基本であるのは間違いない。


登山に対して強く冒険性を求めるのなら、あえて事前情報を少なめに臨機応変に状況を楽しむというスタイルもあるのかもしれないが、僕が取るべきスタイルとは違う。


今回は縁がなかっただけ。次回、このエリアを訪れるのがいつになるかはわからないけど、その時も変わらず山はある。山は逃げないとはよく言ったもので、まさにその通り。


安全第一のためにもそう考えるべきだろう。一瞬、後悔しかけた自分に対して自戒の念も込めて。



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