スピードバンプって、ご存知ですか?
道路に盛り上がりの段差を作り、
車が高速で通行しないようにしたもの。
広い公園の中を通る道路などには、
この盛り上がりが作られていて、
強制的に徐行しなくてはいけないようになっています。
中には高速で走ってくる車を感知して、
自動的に道路が盛り上がる装置もあるそう。
なぜこういう風にするかというと、
初めから盛り上がりを作ってしまうと、
低速で走る車も、
その盛り上がりを超えて走らないといけないので、
不愉快な気分になるから。
しかしこの装置、高速車を感知するセンサーの設置や、
そのセンサーの指令で自動的な盛り上がりにするなど、
いろんな面で高額になるので、いまいちです。
水の中に片栗粉をたくさん入れて、そこを急激に走ると、
片栗粉は硬くなって足が沈みませんが、
ゆっくり足を入れると、片栗粉の中にズブズブ沈んで行く、
こういう片栗粉のような物質を、
非ニュートン流体と言うらしい。
盛り上がりの中に、この非ニュートン流体を入れておくと、
車が低速でその盛り上がりに差し掛かかっても、
柔らかいままで盛り上がりにならず、
平面として走り抜けることができますが、
高速で盛り上がりに乗り上げると、途端に固くなって、
盛り上がりとして機能する、こういう代物だそうです。
金をかけずに高機能で車の速度を抑える装置、
開発した人、頭がいい!!