声質の違い | 精密採点DX&DAMとも録音♪を楽しむ

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第一興商の精密採点DXやDAM★とも録音試行錯誤のカラオケ日記です。

多くの人は、「あの人は声質がいいから上手いんだ。」などを耳にしたことがあるかと思います。どうして声質が違って聞こえるのかを考えている人は少ないと思いますので、考えてみようかと思います。途中、楽器の音などを例に上げるので、以下、声質=音色という感じで捉えて頂ければと思います。


音色に大きくかかわっているのが音の倍音成分です。高い倍音がたくさん入っていると明るい音色、きらきらした感じなど、入っていないと暗い音色(低音側の響きの割合が多い場合)になる傾向があります。明るい音色は高めの響きに聞こえるものが多く、暗い音色は、太い音色、重い音色のように表現される場合が多いと思います。同じ音の高さなのに軽く聞こえたり、重く聞こえたりするのは、含まれる響きの成分が大きくかかわっています。他にも、息の抜けるような音が入っていたり、様々な要素で聞こえ方が変わってきます。


ピアノやギターの単音を注意深く聞いた時、色々な倍音が響いて聞こえているのが聞き取れます。注意しないと、ひとつの音にしか聞こえないのですが、興味のある人は注意深く聞いてみてください。多少訓練しないと聞こえないというのはあるかもしれませんが、結構色々な音が混ざっています。声や楽器の音の個性は、倍音成分の割合が深くかかわっていると思われます。


トランペットの音色の違いの例

重い響き

軽く明るい響き  


声質の違いの例

重い響きの声

軽い響きの声


軽い響き、明るい響きは、高い倍音の響きがたくさん入っている場合が殆どかと思います。

声の場合、重く太い響きは、体の首より下側の胸に響いている割合が多く、明るい声や響きの多い声は頭蓋骨側に響いている割合が多いと考えて頂ければわかりやすいと思います。共鳴する空間が、頭の場合は、胸より小さい(容積が少ない)ので、高めの響きが多くなるという感じです。大きな楽器と小さな楽器の音の違いみたいに捉えるとわかりやすいかと思います。細い声というのは、頭や胸の空間で共鳴させている割合が少ない声になるかと思います。喉声は、この仲間に入ります。また、頭にも体にも響いている声というのもあります。色々観察して聞いていると、響きの成分によって、体のどの辺に響いている声なのか、なんとなく見分けられます。体格や身体的要因で決まってしまう要素と、技術的にわざとやっているような場合もあるかと思います。どれがいいかというのは、個人の主観であり、どこに個性を見出すかは歌い手のセンスが問われる部分になるかと思います。楽器で音色を整える作業は、楽器+奏法で、声の場合は、身体的要因+発声方法になります。この辺を理解した上で、音作り(声作り)していくのが良いのではないかと思います。




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