今週も質問数が変になっていますが、
実は「東大王」のクイズと被ってしまい、
1問が使えなくなった為です。

「科白」が被ってしまいました。
まあ、普通に書けば「台詞」なのですが…(笑)。


では早速ですが、クイズと参りましょうかね…(笑)。


【質問1】
「経済白書」「消防白書」などの「白」は元々、
何を意味しているでしょうか?

 1:告白
 2:表紙の色
 3:人名

 ヒント1:「英語」に詳しければ簡単ですかね…


【質問2】
「寝穢い」の読み方をお答え下さい。

 ヒント1:結構難しい問題なのでは…
 ヒント2:「みぐるしい・だらしない」は誤りです
 ヒント3:意味は「いつまでも起きない」や、
      「寝相が悪い(見苦しい)」ですね…
 ヒント4:本来は「寝ている時」限定なのですね…

【質問3】
「小聡明い」の読み方をお答え下さい。

 ヒント1:「こざかしい」と間違う人が…(笑)
 ヒント2:最近は本来の意味とはズレて来て…
 ヒント3:本来意味は「抜け目ない・貪欲である」、
      「小利口・思慮が浅い」ですね…
 ヒント4:つまりは「悪口」ですね…(笑)

【質問4】
「緑女」の読み方をお答え下さい。

 ヒント1:これは知らない方が普通かも…
 ヒント2:なのに普通に読めているかも…
 ヒント3:「緑児」の方は使うかも知れませんね…

【質問5】
クローバーは日本語にすると「シロツメクサ」ですが、
正しい漢字表記は、以下のどれでしょうか?

 1:白爪草
 2:白詰草
 3:代爪草

 ヒント1:「クローバーの花」が白なのは事実です
 ヒント2:外来種だからこその名前ですかね…

【質問6】
「シャン」という言葉を「美人」という意味の言葉として、
定着させたのは、以下のどんな人物?

 1:昔の学生(大学生)
 2:有名デザイナー
 3:政治家

 ヒント1:「焼き鳥」の「ハツ」と同じだと…

【質問7】
女性の美醜を表現する日本語「蛾眉」が表すのは、
以下のどちらでしょう?

 1:美人
 2:不美人

 ヒント1:「蛾」の「触角」の様だと…
 ヒント2:偏見は捨てるべきですかね…


では、正解発表と解説としますかね…。

【正解1】「2:色」 です。
当時、英国で内閣が議会に提出する方式報告書を、
表紙の色が白いことから「White Paper」と呼んでおり、
日本がこれに倣って「白書」という名称なったのだと、
解説にありました。
まあ、この手の名前はこんなものですかね…(笑)。

【正解2】「寝穢(いぎたな)い」です。
実は私も全く知りませんでしたが、
「みぐるしい・だらしない」の意味で、
寝ていない時に使うのは間違いな様です。
「いつまでも起きない」人は「だらしない」し、
「寝姿や寝相が悪い」のは「見苦しい」ので、
これらの意味だと誤用される場合があります。
注意しないといけない様ですね…(汗)。

【正解3】「小聡明(あざと)い」です。
最近は「媚びたような振舞いをする」事を、
こう表現するケースが多いと書いてありました。
まあ、女性向けの雑誌の記事ですからね゙…(笑)。
ちなみに私は「こざかしい」で間違いました。

【正解4】「緑女(りょくじょ)」です。
ヒントで出した「緑児(りょくじ・みどりご)」は、
「3歳以下の幼児」を指す表現で「嬰児」とも書きます。
ただ「嬰」は「えい」なので、「えいじ」と読む方が、
一般的なので、こちらが当て字なのでしょうね。
701年(大宝1)に制定された「大宝令」と言うもので、
赤ん坊に「緑」の色を指定したのが語源だそうです。
(名前は似ていますが大宝律令ではありません。)
ただ、「緑児・緑女」は中国語っぽいので、
語源は怪しいかも知れませんね…(笑)。
で、この「緑児」は男女共通なのですが、
「女性限定」にすると「緑女」になります。

【正解5】「 2:白詰草 」です。
江戸時代に鎖国中の日本と交易をしていたオランダから、
ガラス製品が献上された時に、緩衝材として、
クローバーが詰められていたのだそうです。
「(葉の筋や、花などが)白い詰め物用の草」で、
「 白詰草 」となったそうです。

【正解6】「 1:昔の学生 」です。
「シャン=美人」という言葉は、明治時代の旧制高等学校、
今で言うなら大学の学生が、使い始めた「学生言葉」が、
昭和に入って一般に流行したものだと言われています。
ドイツ語で「美しい」を意味する「schön(シャン)」を、
女性の美醜を語る時の隠語として使った訳ですね…。
医学関係の学生はドイツ語を使いましたので、隠語には、
便利だったのだと思われます。
(医療用語のカルテは「カード」のドイツ語版ですよね。)
ちなみにヒントの「ハツ」は「ハート」つまり「心臓」を、
ドイツ語読みで発音したものだと言われています。
(もちろんハツでは無く「ハーツ」だった筈ですが…。)

【正解7】「 1:美人 」です。
「蛾眉(がび)」とは「蛾の触角のような、
細く美しい眉」と言う意味から転じた、
「美人」という意味の言葉になります。
「蛾の触角がうつくしいかどうか」は、
中国人の感性の話なのでノーコメントで…(笑)。
「美しい眉」の表現として、他にも「宛転(えんてん)」、
「柳眉(りゅうび)」等があります。
「宛転」は「三日月のような美しい眉」の事で、
「柳眉」は「美しい曲線を描く眉」になります。
女性にとっては、メイクのポイントになる、
重要なパーツなのでしょうね。
時代によって好まれる形も変化する様ですしね…。