ちょっと前の記事になりますが、「教科担任制」が、
小学校でも広がっているとの記事がありました。

分かり易い例だと「英語の外国人教師」みたいな、
特定の教科だけを教える先生ですよね…。

この「教科担任制」のメリット・デメリットを、
紹介している記事があって、その内容が以下の、
項目になります。

 ◆教科担任制のメリットってなに?
  ▼1. クオリティの高い指導が受けられる
  ▼2. クラスを見守る目が複数になる
  ▼3. 相性がイマイチな先生でも“多少”気楽
  ▼4. 先生のブラックな労働環境も軽減
 ◆メリットの一方で、デメリットも……
  ▼1. 一貫して先生に見てもらえない

この記事を書いたのが「塾の先生」なので、
デメリットには関心が無さそうですよね…。

1は先生の得手・不得手の話になるのですが、
そもそも「大の大人」が事前準備をしても、
教えられない内容を「小学生」に教えているなら、
その方が問題だと考えざるを得ないので、
私としては「しっくりこない」のですよね…。

むしろ、生徒を把握して、細かな対応が可能な、
現行制度に賛同する立場ですね…。

2は既に行われている「副担任制度」等で、
改善すべき問題だと思います。

3は「相性の悪いクラス担任」に当たった場合の、
「気分の問題」ですが、実際の社会でも避けられない、
この手の話をされても…(笑)。
(笑い話レベルのお話ですよね…。)

4は学校の運営上の話ですが、これにも大きな期待は、
難しいのではないかと思います。
(「教科担任制」の中学校もブラックですしね。)

こう見ると、これが「誰の為の、何を目的とする」、
改革なのかが理解出来ません…。
(父兄からのクレーム対策なのでしょうかね…。)

「小学生」なら、個々の生徒をよく見て貰える、
現在の「学級担任制」のメリットの方が大きいと、
私なら考えるのですがね…(笑)。

「文部科学省」は最近、かなり暴走していると、
思っているのは私だけなのでしょうか…。

「考える力を付けさせる」と言うお題目は立派でしたが、
実際には出来もしない「ゆとり教育」を押し付けた位から、
既に暴走していたのかも…(笑)。
(現場を見る意欲すら無かった様ですから…。)