50回の節目にふさわしい講演&公演となる



 大里綜合管理でのフォーラムは、社長の野老真理子氏と「九十九里にちなんで99回まで実施しよう」と約した。

    東京へ転居後も、中学生の子育てのあいまに毎月第2土曜日に千葉まで通っている。

 そのフォーラムが折り返し地点の第50回を迎える。

 記念大会だから女性の講師で華やかに、歌や演奏などのしかけ、それにトークを織り交ぜて実施したいと思った。

 まず中井貴惠さん(大人と子どものための読みきかせの会代表)から先約ありで断られた。

 暗礁に乗りあげインターネットで検索し、「このひとだ!」とひらめいたのは、フルーティストの奥田良子(現・さくらいりょうこ)さんだった。

 音大時代に厚生省難病指定クローン病を発症、フランス留学を断念し、ひきこもりをへて、音楽を通して復活を遂げ、全国で演奏や講演活動を行なっている女性だ。

 これまでの49回はほぼわたしが直接お話を聴いたことのある方々ばかりだったが、今回は関西在住ということもありそれができないので賭けに等しい。

 しかし当日、会場は「愛という名の奇跡! 難病を乗り越えて感動の演奏を」というテーマのもと、トークにも演奏にも惹き込まれる。

    第50回の節目にふさわしいすばらしい講演&公演となった。

 その後、さくらいさんは3,000人の講演会で講師をつとめたり著書を初上梓した。

 最近は「オカリナでグラミー賞をとる!」と夢をふくらませているようだ。