あまり身近でないかもしれませんが、連日の一平報道を見て思い出しました。
アメリカの裁判とは違いますが、日本では裁判員というものがあります。
裁判員制度が導入された頃、職場の先輩が裁判員の面接に召集されました。
もちろん守秘義務があって、あまり口にしてはいけないことなのでしょうが、制度導入当初ということもあり、職場の中でうわさが広まりました。
さすがにその後のことはピシャリと抑えられ実際に選任されたかはわかりませんが、ドキッとする噂でした。
私はまだ一度も召集されたことがなく、裁判員ということすら忘れかけていたのですが、連日の一平報道で思い出してしまいました。
選ばれる基準は選挙権のある人からくじ引きだそうですが、裁判員に選出されると最寄りの裁判所の裁判に出ることになるので、地域が考慮されるのだと思います。
いままでは埼玉県民だったので人口が多く、召集される可能性も少ないと思っていましたが、いまは群馬県民・・・
人口が少ない分、召集される可能性が高いのか、大都市ほど犯罪率が高くなく召集される可能性が低いのか見当もつきません。
ただ私は裁判員にはなりたくありません。
じつは十数年前の話ですが、私はある事件に巻き込まれたことがあります。
事件のストーリーに私の名前が勝手に使われ、それが動機で事件が起きました。
私は全く無関係ですが、その事件のことを知る必要があったので、傍聴で裁判所へ通いました。
裁判員制度前なので、法廷はこんな感じです。
ドラマのように弁護人や検察官が前に出て来てオーバーアクションで話すことはありません。
恐ろしいほど静かに進行します。
最後に被告がなぜこのような事件が起きたのかを感情たっぷりに話し、しかたなく起きてしまった事件のように涙ぐみながら語りました。
しかしいくら立て板に水のように語ろうとも判決は重いものでした。
その瞬間被告は奇声を発しますが、裁判長に注意され衛視に押さえられます。
その後は裁判長をにらみつけていました。
裁判員裁判はこのような感じでしょうが、被告人ににらみつけられたらメンタル直撃です。
できればやりたくないし、そもそも人を裁くということに私は耐えられません。
現役当時は不規則勤務の仕事を理由にすればどうにかなるとか、
「裁判員になったら俺が法律だ‼ 悪党どもは全員死刑にしてやる」
と、言えば選任されないとか冗談を交わしていましたが・・・実際にはそんなこと言えるはずもありません。
無職になった群馬県民・・・
召集令状が届かないことを祈るばかりです。
村暮らしから離れてしまいましたが、群馬県事情としてお許しください。
少し重たい話になりましたので、次回は裁判所のおもしろ話をいたします。
お付き合いくださいましてありがとうございました。