皆様あけましておめでとうございます。
また北陸で被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
新年なので明るい話題からスタートしようと思っていたのですが、北陸の大地震、羽田の飛行機事故と、とてもうかれてはいられない状況になり、ブログのアップを控えておりました。
ただ、私の日頃の行動と、この二つの出来事に共通する部分がありましたので、その事を書いてみたいと思います。
私は列車や飛行機、船に乗るとまず最初に事故のことを考えます。
幸い事故と遭遇したことはありませんが、地震発生時に列車は緊急停止します。
今回の地震でも緊急停止したはずです。
その際、車掌は適切な案内、誘導はできただろうか? 客室でパニックは起こらなかっただろうか? と、考えてしまいます。
パニックを起こさせないためにいくつかのテクニックがあるようで、放送の最初に「私は○○車掌区の○○です。」と、所属氏名を名乗り信頼させる。
厳しめの口調と少しだけ専門用語を入れて話し、マウントをとる・・・
などがあるようですが、今回の地震の際にはどのようなテクニックをとられたか知りたいところです。
ネットでも車内でパニックになり、勝手に脱出なんて記事がないので、適切な行動がとられたのだと思います。
飛行機事故についてはミラクル対応だったと思います。
SNS動画も見ましたが、何人かは「早く出してください」「扉を開けて」と叫んでいましたが、それでもパニックに至らなかったのは乗務員のテクニックだと思います。
脱出が始まっても、脱出に使ったのは前扉だけでした。
機体中央部分からは火が上がり、煙は後方に流れていました。
さらに前輪の脚が折れたため、前のめりになり、後方扉は通常よりも高い位置に上がっていました。
こうなると時間はかかっても前扉のみの脱出は正解だと思います。
さらに脱出完了時刻は18時05分となっています。
事故発生時刻が17時47分ですので、飛行機が完全停止して周囲の状況を確認し、客室乗務員への指示徹底、扉を開けて脱出開始まで3分はかかるのではないでしょうか。
17時50分に脱出開始、最後に機内の確認をし、乗務員全員が降りて乗客の安全確認に3分として、脱出にかかった時刻は12分となります。
これを二つの扉で380人の客を降ろしたとすると、一人あたり3.8秒で降ろしたことになります。
シューターを使う際にはある程度の間隔は必要ですし、シューターへ飛び出すのに躊躇する人も含めて一人3.8秒は奇跡としか言いようがありません。
乗務員がどのような対応をしたのか知りたいところです。
ちなみに私が飛行機に乗る際は、非常扉横を指定します。
足が延ばせて楽だということもありますが、非常時になにかお手伝いできればという考えからです。
年の初めにこのような記事・・・
本年もよろしくお願いいたします。