「男一代の記」(海音寺潮五郎 著)
土日祝日、公務の合間に、次の予定までの時間調整のために図書館や本屋さんに行くことが多い。「もっきりや」に行くこともよくある。
昨日もそう。図書館の本棚を見ていて、海音寺潮五郎の短編集に手が伸びる。パラパラとめくり、目が留まったものを読む。おもしろい。一気に読み切る。でも、読んだことあるような気もして、自分のブログで調べる。なんだ、三年ちょっと前に取り上げていたんじゃないか。
海音寺作品の代表的な方向性であり、単純な性格の私の好きな歴史小説ジャンルでもある。だから、手が止まったんだろう。もう一度、その時のブログの一部を再掲する。
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「男一代の記」(海音寺潮五郎 著)
戦国から江戸時代にかかる薩摩藩における一人の武将・中馬大蔵が主人公。ある日、藩主島津義弘が村で見かけた娘のことを大蔵に調べにいかせる。大蔵、その娘に会うと一目惚れ。その場で娘の兄と本人との了承をもらい嫁に貰ってしまう。義弘、その報告を直接大蔵から聞きあきれかえってしまう。
いくつもあきれるような破天荒なエピソードも。
さて、関ケ原の合戦。島津家の敵中突破大退却はあまりにも有名。多くの死者が出た中、勇猛でならした大蔵は生き残る。
それから、50年以上後のこと。薩摩の若い衆が関ヶ原の合戦のことを大蔵に聞きに来る。大蔵、若い衆の前で、「そも関ケ原と申すは」と言ったきり言葉にならない。ただただ涙。歴戦の勇士が泣くばかり。その様子を見た若い衆も号泣する。読者も。
息絶えるその場面も、大蔵らしい。薩摩藩士、九州男児らしい。
公益社団法人日本リウマチ友の会川支部大会
6月23日、公益社団法人日本リウマチ友の会石川支部大
昨年も寄らせていただく。まさに、「ヘルプマーク」をご利用される方たちがおおいのではないか。会としてもPR。私も丁寧にお伝えする。ヘルプマークのPRについてはここでも書いた。
「田井 淳・前田昌彦2人展」
6月21日、「田井淳・前田昌彦2人展」へ。会場は「Galleria Ponte」金沢市野町1-1-44 かゆう堂文化教室 宮本ビル1F。
田井先生は、金沢市文化活動賞もお受けいただき、現代美術展の美術文化大賞も受賞されてもおられる。前田先生は、金沢美術工芸大学の学長も務められ、ご自身の作家活動のみならず後進の育成にもご尽力いただいた来た。
田井先生と前田先生は金沢美術工芸大学の油絵の同級生。学生時代から現在に至るまでの画家としても友人としても長いお付き合いとのこと。そのお二人の文字通り「2人展」。2013年に続いての二回目だという。私は前回も寄らせていただく。
会期は6月30日まで。お一人でも多くの方に足を運んでほしい。
金沢ワイナリーのファーストビンテージ
6月19日、金沢ワイナリーのファーストビンテージ「KAGAマスカットベーリーA 2018レッド」が新発売の報告。
金沢ワイナリーとは、有機農業のカリスマ、レジェンドともいえる井村辰二郎(いむら しんじろう)氏が率いる金沢大地グループ。井村氏が、自社農場や地元のブドウによるワインの事業化を目指し、2017年4月に設立した。
6月15日に、加賀市の篤農家が育てたマスカットベーリーAで醸造した赤ワインが発売される。その報告にわざわざ市長室に来てくれる。
今度、井村氏が経営するフレンチ農家レストラン「A la ferme de Shinjiro/ア・ラ・フェルム・ドゥ・シンジロウ」に行ってこよう。彼が経営するお店だ。安心して食することができる。
ちなみに、私は井村氏の大ファンだ。彼は、明確な理念を持って、時にはリスクを背負いながらも常に新しいことに挑戦をしている。金沢のような地方都市は、こんな人間が何人表れるかでその将来が大きく変わってくる。