ふたりは船上の地中海デッキランチのテーブルに座っています。新鮮な海の幸と輝く太陽が織りなすランチのひととき、青い海に包まれながら、心温まる会話がこの瞬間を彩ります。

 

客船「PACIFIC VENUS」は、どこまでもコバルトブルーに輝く海を進みます。風が私たちの髪をなびかせ、心は伸び伸びとした自由な気持ちで満たされています。

 

太陽に満ちたバーリに入港します。温かな笑顔が出迎えてくれ、ピンクの傘がプレゼントされました。明るさと陽気さが満ちる「バーリへようこそ!」の歓迎の詩が心地よく響くようです。

 

旧市街のノルマンノ・スヴェヴォ城では、歴史の重みを感じながら、私たちは庭園をゆっくりと歩きます。石の壁が語る物語に耳を傾けながら、私たちは時の流れに身を委ねています。

 

また、あのサンタクロースのモデルとなった実在の聖人を奉るサン・ニコラ聖堂が見えるテラスで二人のエトランゼ(異邦人)はコーヒーの香りに包まれています。穏やかなゆったりとした時が流れます。

 

バーリでの思い出を胸に客船「PACIFIC VENUS」は出港します。大海原へと進む船は、新たな冒険への扉を開いてくれます。私たちは、未来への可能性を開く旅人として、新たな航海へと身を任せています。