今日は彩の国さいたまの水門・取水堰・富士塚・カパルを訪ねていきます。
【2026年4月12日】
朝霞水門
朝霞市東方で荒川と新河岸川が接近した所に朝霞水門がある。
新河岸川の洪水を朝霞調節池に貯留し、朝霞水門で調節しながら荒川に放流する。一連の事業は1980年度に着手し、2008年度に本供用を開始した。
6時20分に到着すると、広大な土手と河川敷風景の中に白亜の水門が立っていた。
見上げてみると、水門としてはあり得ないデザイン。円柱の昇降塔や半円形にせり出したゲート部分など、斬新である。大地に突き刺さった宇宙船みたいだ。
新河岸川方向から眺めると、日本最大級の幅20m×2門のローラーゲートが圧倒的だ。黄緑色の塗装色が土手草にマッチしている。
これだけの巨大なゲートをどうやって運んできたのだろう? その謎にはAIが回答してくれました。三井造船千葉事業所で製作されて、海上輸送で荒川河口を経てそのまま台船で現地まで。なるほど河川だからできるが、山間部のダムではそんなことはできないのだ。
ゼネコンは御覧の通りのJVです。
2004年の台風22号の洪水時には、朝霞調節池に25mプール630杯分を貯留して下流の氾濫を防いだそうです。この新河岸川は赤羽まで流れていくと、岩渕水門の所で隅田川と名前を変えるのです。河川の調節はみんなどこかで繋がってます。
秋ヶ瀬取水堰
荒川沿いに上流へ車移動すること20分、秋ヶ瀬取水堰に到着します。さすがは荒川だけあって、土手内の河川敷の広さが半端ではない。そこに長大な歩道橋のような構造物が巡らされている。取水口らしきものも見える。
秋ヶ瀬取水堰は、まず利根川の利根大堰で取水して武蔵水路経由で荒川へ注入される。そしてここで取水されて、東京都と埼玉県の水道・工業用水、及び隅田川浄化用水として利用される。取水した水は朝霞用水経由で朝霞浄水場へ送られる仕組になっている。
そのためのいろんな設備が、目の前に展開している。
長さは127m、調節ゲート1門・洪水吐ゲート3門・魚道1箇所となっている。1964年完成。
長大な歩道橋は土手の彼方から延々と延びてきている。当然これは管理用道路で、河川敷が水没しても管理に行けるということか。今ならドローンでも飛ばしたほうがいいのかも。
こちらは取水口。下流側では釣り人がたくさん集まって、遡上する魚を狙っていた。
土木探訪が終わったら、次は志木市のまち歩きです。
せんだった訪れたときに「志木いろはウォーキングMAP」をゲットしたので、これをアレンジして8kmほど歩いてみます。所々で志木のマスコット、カパルにも出会えます。
志木市役所前の栄橋のたもとに「いろは樋」の模型と解説があった。
1655年、松平信綱は玉川上水から3割の水を分水して、野火止用水を開削した。志木はその最下流にあたり、地頭の家臣の手によって新河岸川を渡るいろは樋が建設されて、灌漑に大いに利用された。
地頭の家臣の某は、よくこんな土木理論を知っていたものだ。
隣りの緑地には現物模型もあった。
近くの宅地にあったもの。明治33年には川底を通す鉄管に改築された。
煉瓦と石積の、土木遺産的な構造物だ。
新河岸川の引又観音堂には、意味深長な表情の馬頭観音がいた。頭巾を被っているようだ。明和6年造立。いろは樋が活躍していた時代である。
田子山富士塚
志木のまち歩きをしている内に10時となりました。田子山富士塚開門の時間です。境内にはカッパのたごちゃんがいます。
前回来た時は何も考えてなくて、閉山中だった。HPに開山日のカレンダーがあるから、よく調べてから来ること、、、と狛犬が言う。
保存会の人が「頂上に賽銭箱を置いてくるので、少々お待ちください」と言う。ツツジや緑が鮮やかだ。
首都圏一円に富士塚は多々あれど、これほど力の入ってる所は多くない。開山日も月に十日前後設定されている。さて、賽銭箱も上がったようだし。
絵図で順路をよく確認してから登ります。
ちゃんと登山口から入ります。
まずは雲切不動尊。
そして猿田彦大神。
北面に回り込んでから登るので、北口登山道なのだろう。
急で細い登山道を登ってきます。
係の人に「富士山もうっすらです」と言われた通りだった。電波塔の左に、かすかに見える。
下山したら親子猿が楽しそうにしていた。
初回に登った時は保存会の方が熱心に説明してくれて時間もかかったけれど、今日はあっさりと終わってしまった気がする。
麓の石祠には木花咲耶姫命が彫られ、反対側には猿田彦大神がいた。
では、志木のまち歩きの残りをたどっていくことにしよう。
今回の志木市再訪は、家内が「カパルに会いたい」と言ったのがきっかけでした。駅前のマルイファミリー8Fに行けば会えます。マンホールカードもここで。
カパルと申します。
駅前にいたのは「まちあわせカッパ」でした。
これにて本日のバラエティーに富んだ散歩は終わりです。
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