その街のこどもたち
~退屈な日常が、非日常に変わった。~
阪神・淡路大震災は、1995年1月17日に発生した大規模地震災害である。
小刻みな揺れのあと、ゴゴゴという音ともに大きな揺れが何秒も続く。
それが、昼夜を問わず何回も続いた。
まだ小学生だった自分が最初に感じたのは、恐怖よりは興奮だった。
新築に引っ越してきて間もなかったので、(食器や家具はめちゃくちゃになったけど)
幸い大きな被害はなく、周りも(隣家は傾いたりしてはいたが)火事や犯罪、死者などが出なかったので、
そこは、まったくリアリティのない、非現実の世界だった。
幸運にも、数日後には疎開先に移ることが出来、
僕の被災の経験はそこで終わる。
神戸の中心地から、大阪方面へ向かうといわゆる、”閑静な住宅街”が広がっている。
今回紹介する映画、「その街こどもたち」に出てくる、俳優森山未来と、佐藤江梨子もこの地域のこどもたちだ。
(良くある話だけど、森山未来とは同い年でかなり近所だった。)
僕を含めこのエリアに住む人たちは一般的に知られているような、大きな被害にはあっていない。
そして、この世代は当時、自分たちで何かできるほど大人ではなかった。
(もちろん、そういう子がいたという事は聞いたことがあるけど、多くはなかったはず。)
僕らは何かにつけて、神戸の子供として震災の経験を語らされる機会が多かったが、
実際の所は、テレビや新聞で見た知識しかない。
ペシャンコになった家や、倒れた電柱、割れた道路は実際に見た。
学校で寝泊まりしたり、自衛隊の炊き出しは経験した。
どこどこのだれだれが亡くなった、どこからなら、道路・水道が使える。そんなことは耳にしていた。
だけど、自分に起こった現実として受け入れるには、
あまりにも非現実だったし、ともに泣けるほど大人ではなかった。
工場地帯で、大きな火事があったことや、何千人もの人が亡くなった事は、疎開先の
テレビで知った。黒煙をあげて町が焼かれているのを眺めていることしかできなかった。
彼らも例にもれず、被災後すぐに神戸を離れている。
震災は僕らにとっては、確かに、大きな事件ではあったけれど、はたして何を語れるというんだろう。
今あるのは「なにも出来なかった」という現実と、「なにかできたんじゃないか」という後悔くらい。
彼らもきっと同じはず。
この映画の筋立ては、震災から数年後の神戸を訪れた二人が、当時の思い出を語りながら、
神戸の中心地から大阪方面へ約5キロほど、思い出の場所をめぐりつつ歩くというもの。
二人にはあらかじめ取材をしてあり、思い出として語られるのはほとんど、二人の経験らしい。
実際に中身はみてないんだけど、聞くところによると、かなりリアルな心境が描かれているという事です。

http://news.ameba.jp/pia/2010/12/92585.html
まぁなんで突然真面目に語り出したかというと、
もう10年ほどの付き合いになる友達が先週、この映画が見たいといいだしたので、
どういう内容か調べるついでに書いた感じです。
メチャメチャ地元なので、みてもいいかなーと思いましたが、
結局予定が合わず、見ないと思います^^;
ドラマ版もいい出来だといううわさなので、
youtubeなどでみてもいいかも知れません。
もう一つ、最近まとめブログで、中国は震度4でビルが倒れたとか、
日本に来た外人が震度3とかでビビリすぎというような内容の記事を目にしたこともきっかけかも。
じつは実際に震災を経験した人間は小さな揺れにも敏感になる。
それは、トラウマとかじゃなくて、初期微動のあとに大きな揺れが来ることを体が覚えてるから。
とくに関東周辺にお住まいの方は、少しの揺れでも安心せず、
少しでも揺れを感じたらしっかり身を守ることをお勧めします。
地震怖いよまじで。
http://www.sonomachi.com/message/index.html