旅行の招待券が来たよ。思い切って、抱っこでお出かけ。

七ヶ月児の歌猫ららと、初めてのバス旅行だよ。

早起きして新宿から、ぴっかぴかの新車の観光バスに乗り、山梨の昇仙峡に行ったよ。

滝までの景観は、切り立った岩壁に圧倒されるはずだが、今回は団体で子連れなのでやめておく。


ワイン講座で早くも、歌猫ららは、泣いて外へ。おろおろする、ママ猫みい。

従業員さんらがやさしく控え室に入れてくださり、次のお客様が来るまで、あやして下さったよ。

ほうとう鍋は、野菜をいっぱい入れて食べるんだね。知らなかった。

抱っこのみいに、よそってくれる方。「かぼちゃや、ほうとうは離乳食になるわよ。」

「ジャガイモもいいんじゃない?」と、みなさん。ほっとしながら、二人羽織のように食べる。


昼食後は、ほうとう体験道場に行く。添乗員さんが代わりに作ってくれたよ。

山猫みい&歌猫ららは、横で茶々を入れながら、応援する。

がんばれがんばれ!「なんかちがう、太くない?」と添乗員のおにいさん。

「それじゃ、2cmセンチぐらいあるわよ」とみんなも、次々に声をかけていく。

包丁使うの初めてですかぁ?「こうやって、猫の手みたいにして切るんだよね。」

そうかぁ、おにいさんの手、猫の手かあ~。(確かに借りてるよん)

だんだんノッってきて、なごやかな楽しい雰囲気になり、みなさん修了証までもらう。


それから誘いあって、影絵美術館まで、そぞろ歩き。

館内で、いろんな色の光が織りなすハーモニーを楽しむ。

砂漠の砂の表現や走馬灯の馬に、口々に感動を言い合う。

「こんなにすごいとは正直、思いませんでした」という女性の方も。

山猫みいは、2回目だけどやはり、うっとりした。歌猫ららも興味深そうにみていた。

来年のカレンダーは、この影絵の作者、藤城清治(ふじしろせいじ)さんのものを、

すでに買ってあるのだよ。きれいでかわいく、動物の表情もいいし、大~好きっ。


館内を出ると、コーヒーで一服。らら猫は、影絵クッキーの包み紙で、じゃれてる。

同席の二人は、お孫さんの写真を、携帯の待ち受け画面にしていて見せてくれた。

ひとりは、色白のかわゆい男の子。練りに練った漢字で、いい名前だよ。

もうひとりは、娘さんが国際結婚したそうで、ナイジェリア人?とのハーフ、

褐色の、くりくり目の男の子。らぁらと同級生、2ヶ月ほどおにいちゃんだね。


オムツを替えて、トイレのあいだ預けて、帰りのバスに乗り込む前に!

ちゃっかり、人気者の添乗員のおにいさんと記念撮影~。ふふふ。

帰りのバスでは、添乗員のお兄さんへの職務質問?クイズで異常に盛り上がったよ。

ららは、ポップコーンやゼリーをもらい、まだ食べられないので、みいが食べちゃった。


トイレ時、ぐずったときも皆さんであやして下さり、大変お世話になりました。

特に、となりの席の方は、ずっと抱っこでいろんなお歌を歌ってくださり、ただものではないニャ?

そう思い、別れ際に伺うと、なんと!大学で保育を教えている先生。

みなさんによくしていただき「こうやって子育てしてきたので、わかるのよっ」てやさしく言われて、

ご迷惑をかけたと思いつつも、楽しく、とてもしあわせな気分になれました。

ありがとうございました。