長野の近場で、何か観光ないかしらんと6人で相談。

先生宅前に栗の木があって、わかい緑色のイガがかわいい。

ガイドブックを見てたら、小布施に「栗の木テラス」ってところがある。

行きたいなってKちゃん。栗おこわ食べたいねっ。ね~。

小布施に行くなら、「ますいち」と、みい。「変わったビンのお酒だよね」

ってKちゃん。そうそう、セーラさんもいるし。「せーらさん?」

街猫まあが以前お仲間と、桝一のセーラさんに会ってお話してきたと

いうので、村おこしの彼女に、みいも会いたいとエピソードを話す。


みんなも興味があるようなので、お世話になった先生に、

お礼に、ますいちのお酒を買おうってことに。

ビンが陶器のシンプルなデザインで、金具パッキンが

ついている、イイ感じなの。鶴太郎さんが、番組取材で来てたよ。


昼は栗おこわを食べて、民芸のお店で、鋼鉄やメキシコ陶器の

猫の置物に心惹かれ、うっとりした。栗かのこを買って、その前の北斎館へ。

先ほど寄った、方松院の八方睨みの鳳凰によく似た、山車の

天井画も見る。こちらは真筆(直筆)だ。

北斎の絵は、上手いだけではなく、斬新で自由だ。

おなじみの版画の富士山もいいが、直筆画もいいね。

扇面の紙を普通に横に使わず、縦にして花を描く、構図。

切ったスイカにサランラップが無い時代、薄紙をのせてある絵。

「これも、いいね。赤いなでしこにひらめなんて、ふつう

組み合わせないでしょ。」って、Tさん。

「どれでもあげるっていわれたら、どれがいい?」っていう。


みいは「カエルがいいな~。」

ひきがえるが歩いて行くところが、細い線でしっかり写実にかいてある。

なのになんだか、そこはかとないおかしみもあって、いいんだな、これが。

しゃけの「がっ!」て口をあけたところも怖いけど、なんかおかしくて笑える。

「これもイイニャ~」って、勝手にお気に入りを選び、鑑賞する。

今までみたことのない、北斎画がたのしめたよ。


駅前のみどりのいが栗をみつけ、絵の題材にと拾い、途中の農家で桃を買い、

ひまわりをみて、そぞろ歩く。方松院でも、ブラックベリーを買う。

あまりに暑いので売店で、地元ならではのリンゴジュースを飲み、

シャトルバスに乗る。

なんて、かわいいバスなの!すずしい!運転手さんも、にこやか!