きょうだいげんかへの対応 | 自分を生きる

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日常が奇跡になる

11月のあきたの定例会で出た事例は

(事例提供者さんの許可を頂いてシェアいたします)

 

 

「きょうだいげんかの時、

 私は、うるさいから隣の部屋に行くのですが、

 

 それが、怒って席を立つように子ども達に見えるみたいで、

 

『ほら、ママが怒って隣行っちゃうから、ケンカやめよ?』

 

 って長女が言っているのを聴くと、

 怒りで子ども達を支配しているみたいで、ちょっとイヤなんです。

 どうすればいいでしょう?」

 

 

というお話でした。

 

 

アドラー心理学の子育てでは、

 

きょうだいげんかは、きょうだいの課題、と考えます。

(解決するのはこどもたちの課題)

 

親は別に、「うるさい!」って怒る必要もないし、

「悪いのは〇〇ちゃんでしょ!」って裁判官やる必要もない。

 

声がうるさいのであれば、

お隣のお部屋に行って静かにすごして、

けんかが終わってから、戻ればいい。

 

 

いろいろお話を伺って、

テキスト読んだりしながら、

どうすればいいかなー、と

みんなで考えていきました。

 

 

事例提供者さんがお子さんたちに伝えたいのは、

 

「ママは、ケンカするのはOKと思っている。

 でも、大きい音が苦手だから、

 ケンカが始まったら、お隣のお部屋に行くね。

 静かになったら、戻ってくるね」

 

ということだったので、

では、これを、あらかじめお子さん達に伝えておくのはどうかな?

ということになって、みんなでシナリオを考えていきました。

(いざケンカが始まって、イライラしているときに伝えるより、

事前に伝えておく方が難易度低いかなと)

 

 

ケンカと関係のない、

みんなが穏やかでご機嫌でいる時間に、

 

「ちょっと相談があるのだけど、いいかな?」

とお子さんたちにきいて、

「いいよ」

と言ってもらえたら、

 

「ありがとう。

 あのね、おやすみの日になると、

 みなさんよくケンカをするじゃないですか」

 

「そうだね笑」

 

「ママはね、ケンカするのはOKと思っているんだ。

 でも、大きい音が苦手だから、

 ケンカが始まったら、お隣のお部屋に行って、

 静かになったら、戻ってくることにしようかな、と思っているんだけど、どう思う?」

 

「うん、それがいいよ」

「絶対帰ってくるならいいよ」

「いいよー!」

 

「ありがとう。

 じゃ、次からそうするね」

 

 

そんな感じのシナリオを作って、

実際にロールプレイをしてみて、

 

ロールプレイの際に、

お子さん役の方にどんなふうに感じたかお伺いしてみたところ、

 

「ケンカしてもいいんだー。

 でもママはうるさいの嫌なんだ、って思った」

 

と、ママが伝えたいことは、きちんと伝わりそうだ、と検証がとれました。

 

 

 

ついでに、

いざ、けんかになったときに、

さわやかに、ご機嫌に、

 

「じゃ、ママはお隣のお部屋に行くね。

 ケンカが終わったら戻ってくるねー😊」

 

と言ってみるところのロールプレイもしてみたところ、

お子さん役の方からは、

 

「あ、ママ、言ったこと、ほんとにやるんだ。

 有言実行なんだ。

 これからは、ママのこと、ナメてかかれないぞ」

 

と思った、という感想も頂きました。

 

 

では、実際におうちでやってみて、

やってみた感想、次回お聞かせくださいね~

というところで、11月定例会はお開きになりました。

 

 

 

子育てをしていると、

こんな感じの、

 

「あれ?こういうときどうしたらいいんだろう?」

 

というできごとって、無数に発生すると思います。

ちっちゃなものから、おっきなものまで。

 

 

ちっちゃ過ぎて、

保育園や学校やママ友に相談するまでもない、

でも気になる、

もやもやするけど、どうしたらいいか分からない、

 

そんな感じのリアルで具体的なお悩みを、

グループみんなで解決策を考えていく。

 

そんな感じです。

 

「自分1人」の頭で解決できない問題を、

「ほかの人達」の頭を使って解決できる、

ありそうでなさそうな場だなぁ、と思います。

 

 

 

 

ご興味がある方は、

お近くの自助グループに遊びに行ってみてくださいねー😊