ノートの取りかたは、佐藤優氏に学んだ。

すなわち、1冊に集約し、何もかも時系列で、

順番に記していくという方法。

『読書の技法』(東洋経済新報社2012年刊)に書いてあった。

 

やり始めてみると、ノートはまさに情報のごった煮状態になるが、

そのことが返って、佐藤氏も言っているように、

きわめて効率的、に感じられ気に入っている。

 

その佐藤氏選の『自分を動かす名言』(青春出版社2016年刊)を、

今日(4/21)は処分すべく、読み返しながら、

気になるところをノートにメモした。

まだ半分しかチェックできてないが、

これまでのところ、バーナード・ショーの次の言葉がいちばん印象的。

 

〈愛国心とは、自分が生まれたという理由で、

その国が他よりも優れているという思い込みのことである。〉

 

しかしこの本は、この言葉もそうだけど、

出典と訳者がまったく記されてないので、その点いかがなものかと思う。

巻末に、あるいは大きな章のおしまいに、

あるいは各名言ごとに記せば、

いずれにしてもデザイン的にはうるさくなるし、

ページ数が増え、造本経費がかさんだりもするだろうが、

自分ならそちらを選ぶ。

そして自分の場合は、出典・訳者不明の言葉はできれば引用したくない。

 

名言といえば、昨日処分した、

白井聡氏の『永続敗戦論』(太田出版2013年刊)で、

ガンジーの深い言葉に久しぶりに遭遇したので、書き記しておきたい。

ただし、この言葉は口頭伝承とのことで、

出典不詳なのは致し方ないのだが、

日本語訳の訳者が記されてないので、ネットで見つけた英文にする。

 

"Almost anything you do will be insignificant, 

but you must do it."

"We do these thing not to change the world, 

but so that the world will not change us."