ブログを始めてから、

当然ながらブログを書くことに、

多くの時間をとられるようになった。

 

なので、読書の時間を削った。

削りたくはないのだが、

蔵書の処分を急がなければならないので、

そちらに宛てる時間を減らすわけにはいかない。

とりあえず、そうするしか手がないのだ。

 

いま蔵書の処分作業は、

1度読んだ本の気になるところをノートに書き写し、

本のほうは、いくら愛着があっても捨てる。

そのくりかえし。

毎日その作業をし続けている。

 

しかし、これが捗らない。

シビれているせいか、

ペンを持つ手がすぐに疲れてしまう。

写真に撮って、パソコンで見れるようにすればいいのかも知れないが、

そうすると、自分の性分からして、見ないのは明らか。

それでは意味がない。

 

しかし、気になるところだけ拾って本は捨てる。

書き込みが多くて古書店に引き取ってもらえない本は資源ゴミに出す。

という方針に決めて、気分がすごく楽になった。

いくらでも処分できる。

自分の体調を考えると、もうたくさんの本は必要ない。

手元に置く本はできるだけ減らしたほうがいい。

 

ブログを書くことに関しては、じつに楽しい。

書いては推敲、また書いてはまた推敲。

この繰り返しが、こたえられない。

 

自分の実力からして、いくら推敲を重ねても、

名文の域に達するはずもないが、

それでも、自分なりにふくらませて、削って、

完成に向けて文章をまとめていく作業は、

生きる喜び、というと大げさかも知れないが、

それに近いものをもたらしてくれる。

 

先日の「薄い縁」などは、アップするまで3日かかった。

3時間くらい書いて、いちおう完成していたが、

最後に読み返すと、

あっさりし過ぎているような印象を受けたのが運のつき、

細部に情報を盛り込んでいると、

今度は本筋があやふやになって、

なかなかまとまりがつかなかったのである。

しかし、その作業は楽しかった。

 

前回の「スーちゃんとズッキ」も、

最初は志村けんさんらの「有名人の死」と2本立てだったのだが、

どうやってもうまくまとまらないので、

そちらをすべて削って、何とかゴールにたどり着いた。

もちろんその作業も…。

 

ま、しかし、それなりに手応えを感じる日々にはちがいないのだが、

読書する時間がないのは大問題。

無い知恵を絞らなければいけない。