最近世の中の景気が悪いせいか町の中で変わった人を多く見かけるようになりました。空を見上げながらブツブツ言う人、一点を見つめたまま身動きしない人、異常にテンションが高い満員電車で喧嘩している人など切りがないほどいろんな人がいます。
日本は大戦後、高度成長をしつつ前向きに前向きに進んできました。その結果今の日本は私が望んでいる心豊かな国ではなく、とても薄ら寒い感じの国になりつつあります。
どこを見ても明るく、楽しい、前向きな笑顔が素敵とばかりに啓蒙した本が飛ぶように売れています。
でも自分はそれでいいのですが、本当に人それぞれ性格も人格も違います。
明るい人もいれば、物静かな人もいるし、また口べただけどしっかり仕事をする人もいます。お陰様で私が開業して以来20年が過ぎようとしています。
色々な従業員や患者さんに出会いました。おとなしい静かな人間が多いように思います。私は根っからの明るい人間かはよく分かりませんが、人格の形成に6年間のアメリカ留学が大きく影響していることは確かです。
あの明るいアメリカにもさまざまな人種から性格の人もいます。当然です。
物静かな人間は、わざと物静かにしているわけではありません。うるさい人は生まれつきうるさいのです。
5人の先生がいる治療院は偶然みんな明るく良くしゃべる人が集まることがあるときもありますが、基本的には一人しゃべる人がいれば十分です。
患者さんみんな良くしゃべる人を求めているわけではありません。
最近よく考えることに人にどう接するかですが、患者さんは基本的に心も体も病んでいるわけで、人の話を聞く余裕もありませんし、相づちを打つのも面倒と感じているはずです。
よく考えてみてください。もし自分が病気になっているとき、自分のことをするだけで精一杯なはずです、人のことに気をかける余裕はもちろんありません。
して欲しいことは自分の痛みを取り、楽にして欲しいことです。患者さんが話しかけてきたら、少し良い状態になりつつあるということです。その時は良く聞いてあげて助けて上げて下さい。
従業員についてもよく考えて下さい。良くしゃべる人は一言多いことに注意する必要がありますし、静かな人はそれを受け入れて上げる。そいつはしゃべる暇がないほど、よく働いているでしょう。
自分が出来ることを一生懸命やっていればその行為をまず誉めて上げましょう。もし自分の良いところを分かっていないのなら少しずつ教えて上げましょう。
暗い人もまた人間です。人間としてルールを守っているなら大事に接してあげましょう。従業員だからと言って全て自分の思い通りにすることは出来ません。
人それぞれ一生懸命生きているんだからまずは人格尊重しましょう。何と言っても大事な仲間なんですから。チームワークが良くなって患者さんを喜ばせましょう。笑顔が答えでありません。その患者さんが大好きなことが思う存分出来るよう心して治療にあたりましょう。