暖かそうだよ

 

 

オニグルミの冬芽と葉痕

 

 

 

 

 

何の木かな?

 

 

ノリウツギの冬芽と葉痕

 

 

 すっかり雪に包まれている山。

雪が積もって木の枝先が近くに見える。
 その細い枝の先に、小さな可愛い、

もこもこのウルトラマンと

バルタン星人を発見。
 あとで調べると葉の形が

大きな亀に似ている

ことから名前が付いた

オオカメノキの冬芽だった。

(花はガクアジサイそっくりで、

秋には小さな赤い実をつける。)

大好きな木だった。
 中はどうなっているのか?
ごめんねと言いながら、見てみた。
 丸い部分はぎっちりと

小さく折りたたまれた花芽で、

細長い部分は葉芽だった。
 それから興味がわいて、

いろいろ観察してみた。
 冬芽には、画像のホオノキの

皮のコートのようなのから、

シラカバ雄花序のうろこ状
の小片に覆われたもの、

そしてモクレンの毛皮のコートの
ようなもの、などがある。
 どれも暖かそうで、新芽を
がっちりと冬の寒さから守っている。
 この冬芽と一緒に楽しめる
のが、葉痕(ようこん)だ。
 葉が落ちた痕なのだが、冬
芽のすぐ下にありセットで見
ると、動物の顔などに見える。
 とくにオニグルミのそれは
、羊の顔にそっくりだ。 
 笑っているような、泣いているような、

とぼけているような、

木によって表情がかなり違うので

探すのも楽しい。
 オオカメノキは山などでしか

見られないのが残念だが、
庭木にもいろいろな形がある
ので、虫眼鏡を持って冬芽と
葉痕の観察をしてみませんか。
 花たちが、葉っぱたちがコートを脱いで、

手を広げるように

陽を浴びている姿を想像しながら。