酔眼でパクっと | 遊歩徒然(NOBUのつぶやき)

遊歩徒然(NOBUのつぶやき)

日常の思いを風に乗せてつぶやくように・・

 

 

世の中にたえてお酒のなかりせば

         春の心はもてあましたる

 

 

元歌・在原業平朝臣(古今和歌集)

 世の中にたえて桜のなかりせば

         春の心はのどけからまし

 

葉桜になり街路樹は花水木に変わった

 

桜に酒はつきもの

ブルーシートに

車座になる

桜はきっと迷惑していたはず

夜まで煌々と照らされ

眠る時間もなかったろう

 

そうなんだけど

あの人々が

車座がくずれ

折り重なるように

酒を酌み交わす

人と人の重なり

もうなくなっていくのだろう

寂しさを感じる

 

その頃は、なんと無粋な

人達かと思ったりしていた

 

人の関係が希薄になり

それでいいかと想えたら

時代の人との関係は

義理が少なくなり

人情はもっと希薄になる

  

 

この2,3日で

桜は一斉に葉桜になり

街路樹は花水木に変わった

 

                       2022.4.15 曇  17℃