【翔太】モモノスケについて。 | 山中健太・翔太オフィシャルブログ「YAMANAKA 2WINS」Powered by Ameba

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おやっとさぁ(^^)

改めて!舞台『遠く吠えて花火をあげる』
ありがとうございました!!

歪な家族なお話はいかがでしたでしょうか?

このお話は、結構難しかったんじゃないかなぁと
個人的には思ってます。


普段物語には、伝えたいテーマが

分かりやすく書かれてることが多いのかなって

思ってて。


例えば、


このお話は友を見つけ青春する一瞬を。

このお話は愛に溺れていく姿を。

このお話は努力して勝負していく様を。


それって分かりやすいゴールがあるんだよね。

ハッピーエンドでいうなら

青春は卒業、愛は成就、勝負は勝利。


でもこの話は、生と死をテーマに掲げつつも

起承転結はあれど

メッセージ性という意味でゴールが曖昧なので

難しかったろうな。


本当に見た人の感性で物語が終わるというか。


でも今回に関してはそれで良いのかなぁって、

僕は思ったり。


そもそも自分以外の人(他人)が思う

生と死に対する考え方って曖昧だもんね。

聞く機会なんて中々ないし、

それを覗き込んだ舞台って感じなのかも。



僕が演じたモモちゃんが

一度死に手を掛けた理由だけど、


舞台を観た方は分かると思いますが

ちゃんとは描かれてないんです。


他の役は、なんとなく想像のつく

答えのようなものが作中にあるんですが、

モモちゃんはなくて。


ただキーワードになるのは、

『盗作騒動』を起こした事実。


僕が作ったモモちゃんは、


素晴らしい漫画を描くんだ!

漫画家で成功するんだ!

自分の感性は凄いんだぞ!


って真っ直ぐにそう思ってる。

そうなれるんだ!って自分と未来を信じてる。


盗作騒動を起こした時も。

ハッピーブルースにいる時も。


でも周りとの評価が伴わなくて、

パニックになってチグハグになって、

ユメさんにたどり着いちゃったのかなって。

その時だって自分はやれるんだ!って

決して自信をなくした訳ではないって思ってる。


そこが僕はモモちゃんの好きなところで。

ブレない前向きさ故に

心と現実に大きな溝が出来ちゃったのかなって。


だからハッピーブルースにいても、

1人めちゃくちゃ前向きだった。


ま、こんな感じで作っておりました。


正直舞台を観た方が違う解釈をしてたとしても、

原作の桐山さんは違う考えを持ってたとしても、

正直真相はどれでも良いかなぁっていう自分もいて。


なんでこの子は一度死に向かったのだろう、

と考えてくれる人がいたら

それは僕が1番求めてたことなのかもしれないね。


描かれてないことが逆に良かったと思ってます。


しりとり『わ』『訳』

訳を説明しました。


正直舞台を終えてみて、

頑張って生きようよ。

人生悪いことばかりじゃないよ。

みたいな綺麗なことを言う気は一切なくて、

凄い言葉にするのは難しいけど。


生きていくことに対して

もっと楽に自由にワガママに

考えててても案外生きていけるのかも?って

5%ぐらい以前より思って頂いて

日常生活を送ってくださいな。


お休みなさい(__)zZ