乾山写し
現在の京焼、その他のあらゆる京都の工芸品の意匠に影響を与えた集団を『琳派』と呼びます。
抹茶茶碗 紅白梅
琳派は、桃山時代に、俵屋宗達、本阿弥光悦が創始し、尾形光琳、乾山兄弟が大成させました。師弟関係にとらわれない、同傾向のデザイン性を尊重し、それぞれが独自に発展させてきた流派です。光琳の琳から琳派と呼称されています。
三寸皿 絵変わり
豆皿 竜田川
その中でも、陶工 尾形乾山の作風は、現在に至るまで、京焼に多くのデザイン的影響を与えてきました。とりわけ比較的忠実に継承されたデザインを乾山写し、と呼びます。
“ 写し” については過去の記事をご参照ください。
京焼の始まりと“写し”
京都・清水・五条坂
京焼・清水焼 やまなか 雅陶