「明日、学校終わったら土下座前に来てくれへんかな?」

「ほんま!待ってるしな。遊びに行こ!」


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先日、ふと、三条大橋の東詰、
三条京阪の横を車で通りました。


20年ほど前まで、
路面電車の地上駅、京阪電車三条駅は、活気に満ちあふれた、京都の主要なターミナル駅の一つでした。





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デヴィッドボーイは三条京阪から3駅目の九条山駅の友人宅によく滞在しててこの辺りうろうろしてたって!


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車の渋滞の中を京阪の路面電車が警笛ならして、ガタゴトと行き交い、滋賀や、大阪からの人々を一手に運ぶ、路線バスがひっきりなしに停車しては人々が乗降する。



そして、多くの人々が狭い交差点の一角「土下座前」にひしめき、待ち合わせをする。学生のグループ、恋人同士、友達同士、、


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ポケベルもまだ持ってなかった、、



待ちぼうけしても連絡もつけようがない。(冒頭の女の子にフラれてるの知らずに待つこと3時間、、、(T ^ T))



このお侍さんの佇まいは、本来は土下座ではないんです。

高山彦九郎という、吉田松蔭の思想に影響を与えた黎明期の勤皇の志士、とも呼ぶべき江戸時代中期の思想家だそうです。

東海道を歩いて、三条大橋にたどり着いた時、こうして禁中(天皇の住まい)へ向かい、望拝していたとか。

そんな、勤皇の志士をして、京都の若者はなにかにつけて


「土下座前集合な!」


て待ち合わせをしたものです。


今は、、


路面電車は大阪行き、滋賀行き、と次々に地下に潜ってしまい、市営地下鉄の開通で、バスでの乗降量もすっかり少なくなった。


そして、その後にできた商業施設、近隣の大型旅館もなくなり、大きな大きな更地になりました。



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人影まばらな
土下座を残して



京都・清水・五条坂 やまなか雅陶

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