　東京藝大奏楽堂前の桜。

葉桜になりつつありますが。

　この日は頑張って、三つ目の展覧会。

東京藝術大学大学美術館でやっている「買上展」です。

　買上というのは、東京藝術大学が卒業および修了制作の中から各科ごとに特に優秀な作品を選定して大学が買い上げてきた制度だそうです。

　藝大が所蔵する学生制作品は一万件を超えるそうですが、今回はその中から約１００件を厳選した展示。

　巨匠の若き日の作品もありました。これは横山大観。

　菱川春草。

　朝倉文雄。

これはすぐに作者がわかりました。

　他にも工芸やデザイン、建築やメディア映像、作曲まで幅広いジャンルの作品がありました。

　展示の最後のほうのテラスから見ると、ちょうど藝大の入学式だったようです。今の大学生って父兄同伴なんですね。わたしの頃は入学式も卒業式も学生だけでした。

　かろうじて咲き残った桜が祝福してくれています。

　そして、いちばん最後の作品は、アートグループ集団「目。」のメンバーのひとりによるものだとか。

　帰りのわたし、手に袋をぶら下げています。はい、また買ってしまいました。わたしもつい「買上」です。追ってお披露目しますので、お楽しみに。

4063. 買上って？