12日、津久井城山を下山した後に向かったのは厚木市の七沢。
東丹沢方面は、セラドン石(セラドナイト)という鉱物が採れるのである。
これ、実は10年以上前に、丹沢の沢登りをした際にも拾っている。
水色でちょっと珍しい感じだったので。
そして、沢にはいっぱい転がっていた。
ただ、その時は沢登りが主目的だったので、拾った石は1つ。
その石は、何年間は熱帯魚の水槽のなかに入れていたのだが、いつの時期か無くなっていた。
いや、勝手には無くならない。
汚くなったので、多分私が捨てたのだと思う。
しかし、コロナ禍を機に、また鉱物熱が出てきた。
あの多分捨ててしまったセラドン石がなつかしい・・・
ああ、捨てるんじゃなかった・・・
ということで、今回、津久井城山の後に再度採集。
相模川の河原でも採れるというのは知っていたけれど、とりあえず、もっと野性味のあるところ?で採りたい。
ということで、七沢へ。
しかし、この七沢、かなり護岸が整備されていて、岩ゴロゴロのところがなかなか出てこない。
駐車の問題もあるし、遠くまでは行きたくないし・・・
ということで、途中の鮎料理屋「ますや」のところの沢に下りる。
七沢
で、問題のセラドン石があるかというと・・・
ああ、あるある!
この岩の緑部分がセラドナイトである。
でかいのは持って帰ってもどうしようもないので、適当な大きさを物色。
うーん、こうして見ると大してきれいでもないんだけど、まあそこは自分で採ったということで。
とりあえず、標本などを作ってみようと思う。
用意したのは、ダイソーの調理器具売場にあったやつ。
ピーナッツでも入れるのか?
逆さまに使うのだ。
ちなみに、本来の標本は、鉱物がガタガタ動かないように、ミネラルタックという固定用粘土を使うらしいんだけど、それって専門店とか、ミネラルショーでしか手に入らなそう。
なんか、「ねりけし」みたいな物らしい。
じゃあ、「ねりけし」でいいじゃないか、ということで、ダイソーで「ねりけし」を買ってきた。
子供のおもちゃ的な扱いだったので、オレンジ色の匂いつきのとかの派手な「ねりけし」ばっかりで、ちょっとあせるが、うまい具合に茶色のコーラの匂いのねりけしがあったので、それにする。
なんか、ちゃんとケースに入れるといっぱしの標本に見えるじゃないの。
コレクション、3つ並べてみる。
左から、アメシストのクラスタ、砂漠のバラ、セラドナイト。
なんか、セラドナイトだけ、ガクッと落ちる感じは否めないが、まあ自分が良ければいいのである。
残りの石はジャムの瓶に詰める。
いまいちかわいくないが、まあいいよ。
いずれ、また熱帯魚の水槽行きになるかもしれないけれど、とりあえず、今は気にいっている。
七沢
神奈川県厚木市七沢
[2024年2月12日(月)]