エリーゼとかのために | つぐみの笑顔  

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__ させぼ便り__

 

有名な「エリーゼのために」の

変奏曲

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏の終わり

 

 

 

 

お彼岸入りの日の

お隣さんちの百日紅の花

 

 

今朝は 花を落として

我が家から見えなくなりました。

 

 

窓から入ってくる風が やさしく

気持ちが良い日が続いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜来の台風にひとりはぐれた白い雲が

気のとほくなるほど澄みに澄んだ

かぐはしい大気の空を流れてゆく

太陽の燃えかがやく野の景観に

それがおほきく落とす静かな影は

 

さよなら  さやうなら

さよなら、、、

 

(略)

 

 

あざやかな暗緑の水田の面を移り

ちひさく動く行人をおひ越して

しづかに

しづかに村落の屋根屋根や

樹上にかげり

 

さよなら  さやうなら

さよなら、、、

 

ずっとこの会釈を続けながら

やがて優しく

わが視野から遠ざかる

(夏の終わり 伊藤静雄)

 

 

 

 

 

 

(夏の花、ムクゲ)