「活撃 刀剣乱舞」第11話「鉄の掟」!
こんにちは、山村竜也です。
私が時代考証をつとめるアニメ「活撃 刀剣乱舞」の第11話がオンエアされました! TOKYO MXでは9月9日(土)深夜24:30から!
今回は、突然の箱館戦争シーンの登場です!
ちなみに、函館は江戸時代には「箱館」と表記されていました。
場面は、兼定が梅園で土方歳三に出会ったときから3年後、明治2年(1869)5月のことです。
このときすでに新選組副長の土方は、旧幕府軍の陸軍奉行並に昇進していました。
前回は制服のだんだら羽織を着ていた土方も、洋装で断髪姿になっています。
「活撃」の土方、かなり史実に忠実です。
ちなみに、新選組の史実については、『世界一よくわかる新選組』(山村竜也著・祥伝社刊)を読んでいただければと思います。世界一よくわかりますよ!
そして、土方が部屋に呼んだのは小姓の市村鉄之助。
鉄之助のキャラクターがまた絶妙。
新選組ファンならひと目でわかる、鉄之助っぽい鉄之助です。
そんな鉄之助に対して、土方は愛刀・和泉守兼定を故郷の多摩に届けるようにと命令します。
「この刀は土方さんの…」命(いのち)ではないかとしぶる鉄之助に対し、
「ああ俺の命だ。…安心しろ、もう一つの命はここにある」と土方は、腰の脇差・堀川国広を指し示すのです。
ああ、兼定と国広はこういう関係であり、こうして別れを迎えることになったんですね。思わずじーんときてしまいます。
そして物語は、土方を死なせたくないと願う国広の反逆へ。
あくまでも歴史を守ろうとする兼定は、ついに国広に向かって剣を振り下ろします。
国広の運命やいかに!
ところで、「アニメージュ」10月号が9月8日に発売になりました。
表紙はもちろん「活撃 刀剣乱舞」。一段と素敵な兼さんです!
私が先日取材を受けた記事が、「時代考証・山村竜也による幕末解説」として載っています!
よかったら読んでみてくださいね。