龍馬像の頭を左側に向けようとし
ています。
冒頭の一文は、正確な彫刻を作る
ヒトには意味不明でしょうけど、
デッサンの狂いまくった、初心者
マークの私の龍馬像では通用する
表現です(苦笑)
そんな龍馬像でも日々、龍馬サン
本人に近づきつつある部分もあっ
て、ソレを見て「いい面構えやな
~」と思うし、もっと完成して来
たら、さらに惚れ惚れするような
彫刻になるでしょう。
いつまで見ていたい、ずっと見て
いても飽きない彫刻をこれまでに
いくつか見てきましたが、ソコを
目指すコトでもあるんでしょう。
岡倉天心が若い彫刻家に、どうし
たら作品が売れるようになるのか
との質問に、
「みんなは売れるようなものを作
ろうとする。だから売れないので
す。売れないものを作りなさい。
そうすれば必ず売れます。」と言
い、それを聞いた平櫛田中は衝撃
を受けました。平櫛田中は、この
言葉によって、とにかく自分の作
りたいものを作ろう!と決心し、
名作を次々に生み出すきっかけと
なりました。私もソレを目指した
いですが、芸術家があまりに素晴
らしい作品を作ってしまい他人に
は売りたくない!いつまでも自分
の手元に置いておきたい!という
意味での「売れないもの」という
のはこれまで有ったのだろうか?
というのがふと気になりました。