福岡市美術館。 | 山もっティの独り言。

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「被災地と共にある」

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お昼頃に起きて、向かった先は、

福岡市美術館でした。

今、ふと見ていた地元情報誌にも

載っていたので写メを撮りました

が、「日本画の巨匠たち」という

のに出かけました。閉館までの約

2時間、私が「日本画」を見てい

た時間はおそらく30分以外です

(笑)

では、1時間30分間、何をして

過ごしていたかというと平櫛田中

作の「天心先生像」を眺めていま

した(笑)

当然、日本画がメインの今回の展

示においては、岡倉天心を知るた

めの1資料に過ぎませんが、私が

はるばる長崎から福岡まで出かけ

た理由は、この一体の木彫のため

であり日本画がオマケでした(笑)

93歳にして気力は衰えるどころ

か技も冴え渡り、平櫛田中にとっ

て尊敬する恩師の像というのは、

ある意味、仏像のようなモノでは

なかったかと思うのです。

恩師の年齢をはるかに超え倍近く

になってからも恩師の彫刻に深々

と頭を下げていたそうですから。

私が、「天心先生像」を穴が空く

ほど見つめていると、周囲の人も

気になって、作者や作品の解説を

読み始めます。私につられて彫像

をジックリ見るヒトもいますが、

長続きはしないようです(笑)

私は、一体の木彫を1時間30分

以上ジロジロ見ているような変人

であるが故に龍馬像にもこだわり

1年以上経っても完成させられず

にいるのです(苦笑)