我が家の歴史カレンダーは今月は「岡倉天心」です。1月に安売りしてたのを買ったんです(笑)
「変化こそ唯一の永遠である」という言葉はこのカレンダーで初めて知りました。てゆうか、教科書レベルぐらいしか岡倉天心のコトを知りませんが(笑)
この言葉は、「無知の知」みたいに逆説的な発想ですねぇ。日本人の「無常感」もうまく織り込まれていますし。
今回の東日本大震災では、自然の猛威によって人間の文明や安全神話は脆くも崩れた感があり、被災地の光景を目の当たりにするたびに、ある種の「無常感」が胸に迫って来ます。
岡倉天心の六角堂が津波で流されたニュースを思い出しつつ、彼の「変化こそ唯一の永遠である」という言葉を味わう時、津波で消え去ると言う変化を起こした六角堂の数奇な運命がとても可笑しく感じられます(笑)
関係者にとっての朗報は、六角堂がそのままの姿で浮かびながら沖に流され、静かに沈んで行ったという目撃情報です。うまく行けば、海底から引き揚げられるかもしれないそうです。
津波に流された六角堂が、海底から現代の技術で引き揚げられ、また元の場所に戻ったとしたら、また先の岡倉天心の言葉が面白味を増しますね(笑)
その岡倉天心を尊敬してやまなかったのが彫刻家の平櫛田中でした。自らが作った岡倉天心の銅像に会うたび、アタマを下げてお辞儀をしていたそうですから(笑)
岡倉天心の銅像には屋根がついていますが、コレは天心が、「憎いヤツがいたら、銅像にして雨ざらしにしてやるっ!」と言っていたので、このコトを知る人々は、彼の銅像を雨ざらしにはしないのです(笑)
さて岡倉天心が、九州は歴史的に重要で、博物館が必要だと言っていたのに、長らく実現せず、ようやく最近になって太宰府に国立博物館が出来ました。もし太宰府に岡倉天心の銅像を建てるなら、雨ざらしだけはやめてあげて欲しいモノです(笑)
その太宰府にイロイロ貴重なモノが来るので、その度に足を運んでいる山もっティなどは、岡倉天心の影響力を受けまくっておる訳です(笑)
菅原道真公の経済効果も去ることながら、幕末の七卿や志士らの活動の拠点としての役割、岡倉天心の影響力など、大宰府という場所の魅力にとりつかれている山もっティです(笑)
(厄年の厄除けにも行きましたし(笑))