バスケットボールの話。 | 山もっティの独り言。

山もっティの独り言。

「被災地と共にある」

ボールはズリズリ滑るし、空気はあんまり入ってなくて、ドリブルつくと少しペコペコ。そういうボールを練習でも試合でも使っているチームがある。
山もっティの好みとしては、空気がパンパン入ったボールだ。そのボールを大きな音が出るほど強くドリブルをつく。その方がボールが速く活き活きと動いて、ボールも喜んでる気がする(笑)ホコリまみれでズリズリだったり、油切れでカサカサだとかわいそうだ。専用のミンク油を塗ると、しっとりと手に馴染み、ツヤや光沢がよみがえる。
油なんか一度も塗った事ないでしょ?という感じの体育館のボロボールをいただいた事がある。屋外の練習用にしようと思っていたがいちおう油を塗って手入れした。ベチョベチョと多めに塗っていたが、磨こうとすると、すっかり油を吸ってしまい、「もっと油を!」と求めている感じであった。実にボールは生き物のようだ。
話を戻す。ズリズリ滑り、空気があまり入っていないボールというのは、山もっティにとってはかなり扱いにくい。慣れが必要かもしれない。ここで山もっティが気になったのは、この扱いにくいボールに慣れていた方が試合などで有利ではないか?という事だ。つまり、しっかり手入れしたボールに慣れたチームは、相手がズリズリの試合球を出して来た時に戸惑い、不利ではないか、という事だ。手入れしたボールとズリズリのボールの両方を混ぜて練習したら両方ともに慣れるのではないか、という発想がアタマに浮かんだ。
ただ、やはり好みとしてはズリズリ・ペコペコは嫌だ。教育的にも、道具を大切にする事を教えたい。バレーボールの強い学校におられた先生からお聞きした話だが、お昼休みにバレー部の子たちがボールを磨いてるそうである。ボールを教室に持ち込んだりしてはいけないとわかってはいるけど、放課後の練習のため磨いておくのだ。だからコソッと持ち込んでいる。他の部もマネしてボールを磨くし、先生方も知ってはいるが黙認だ。ボールを大切にするチームの方がやはり精神的にも強い気がする。多少、相手チームのズリズリボールに戸惑ったとしてもだ。
ズリズリのボールを使っているチームはフロアも汚く、モップもホコリだらけのような気がする。そんなフロアで激しいプレイをしたら大ケガだ。ケガをしないとなれば、運動量も大したことは無さそうだ。先述のバレーボール全国常連の高校はフロアもピカピカらしい。
さて、山もっティが担任になってから、あまり顔を出せていない我がチームであるが、ボールは山もっティが言えば磨くのだが、自分たちでやりましょ、という感じではない。だからボールがポロポロと手につかないんだろうな、と思う。肝心な時にポロッとボールが指先から弾かれて相手ボールになる…それを反省して必死に練習していればボールがズリズリな事が気になるんじゃないかと思うのだが…。まだまだだ。