今日で2回目。実録坂本龍馬展 | 山もっティの独り言。

山もっティの独り言。

「被災地と共にある」

特に,坂本龍馬の大ファン!という訳でもないんです

が,やっぱり地元に来ると行っちゃいます(笑)


※いつものようにかなりの長文です(笑)

 おヒマな方や歴史好きの方だけドウゾ!(笑)


有名な坂本龍馬の立ち姿の湿板写真が3日間限定

で来るとのコトなので,その3日間は当然混むだろう

と予想し,まずは平日に少し休みをもらって,写真

以外の展示を見に行きました。写真も,3日間以外

にも「複製」が置いてあるので,同じようなのが見れる

訳ですが,やはりホンモノが見たいという欲望が(笑)


年表も説明文も音声装置も要りませんとばかりに

ズンズンと会場入りします(笑)そんなのは後で調べ

ればいいし,ホンモノをまず見たいから時間が勿体

無いと思うのです。


1つのお目当ては,龍馬が持っていた刀,「吉行」

です。陸奥守吉行はたぶん見るのも初めてです。

会場にあった「吉行」は,驚くほどの直刀です。

古代刀は直刀ですが,中世以降の刀剣で反りが

無いと言うのは極めて珍しいです。鍛えているうちに

反ってくるハズなので,逆にどうやって作ったのか

不思議です。


日本刀の各部の名称って難しすぎてわかんない

んですが,この会場の「吉行」には,「物打」の先端

辺りにキズのような物が見えます。「釧路で火災に

遭う」との説明もありますが,もしかしたら龍馬が

暗殺者の凶刃を受け止めた跡ではないかと思い

ます。


刃文は,直刃(すぐば)調の小乱れ,に分類される

のでしょうか?用語難しすぎ!(汗)非常に繊細で

なおかつ直刀であること,龍馬が所有していたと

いうコトで,見れば見るほど不思議で魅力的な

刀です。龍馬が最期に握っていた刀なのかどうか

が確認できたら言うコト無しですが。


トナリには,龍馬が広瀬ナニガシと替えっこした

刀剣もありました。さらに,死の3日前に,陸奥宗光

と刀を替えっこしようという手紙を書いており,龍馬

が刀剣好きで,刀剣を替えっこしようという人懐こい

人柄が見て取れます。


ノン気で人懐こい所があるかと思えば,政局に

対する高い理想を語ったり,ユーモラスに人を

からかったりと,何とも忙しいヒトだったようですね,

龍馬さんは(笑)


幕末の志士と呼ばれた人々は,やはり志の高さが

スゴイなというのを感じ取りました。それは,幕末の

日本を憂いて幕府を倒し,新しい政治を作り出して

行きたいという気持ちもモチロンですが,書の達筆さ

や詩画のウマさ等,教養の高さが半端じゃないです。

まずは自己実現というか,自分自身の人間形成に

おいても高い理想を抱いた人々ではないかと思う

のです。その辺はキチンと見習わないと…(汗)


志が高いだけに,その途中で若くして命を落とした

彼らの無念さというのもヒシヒシと感じました。

武市半平太・平井収二郎などのように処刑された

人々,高杉晋作や今回はあまり出番が無かった

沖田総司などのように病気で早くに亡くなった人々。

特に,高杉や沖田の命を奪った結核は,今では

いい治療ができるので,死因としてあまり聞かない

病気になって来てるだけに残念な気もします。

私たちが今苦しんでいる病気も,将来は簡単に

治せる病気になるのでしょうか?


そして,暗殺されたり戦死したりという無念さも

計り知れません。討幕で無駄な血を流さぬように

大政奉還を成し遂げた龍馬さんが殺されなければ

ならなかったというのは何という運命の皮肉なのか

と悔しい思いがします。また,江戸の無血開城の

立役者である西郷隆盛が,薩摩の若者たちのために

死んでやらねばと西南戦争に参加し亡くなったという

命を救おうとした人々がかえって命を落とすという

結末にやるせない気持ちです。


日本を良くしたいという彼らの志を受け継がねば

という使命感を感じるのですが,まず何をしたら

いいのかというのは本当に悩みます。まずは教師

として何ができるかという話ですが…


今日見た湿板写真の話にたどり着かぬうちにもう

すでにかなりの長文に…(汗)


疲れてきたので,たぶん次回に続きます(笑)