2017年8月優弥道場に他ジムで5戦している北田雄人(20歳)という人間が移籍して来た。 礼儀礼節、時間、練習態度と優弥道場の人間として人前に立たせるには気に入らないことが多すぎる男だった。 「聞こえない挨拶に意味はあるのか?」 「プロとは何か?」 「人に応援してもらう資格とは?」 「気持ちのない試合に商品価値があるのか?」 「もうやめた方がいい」と この10ヶ月だけでもたくさん伝えて来た雄人君。 こんなにちゃんと教えてもらったのは初めてです。 今まで叱ってもらったことがないんです。 優弥さんのおかげで変われてます。 ありがとうございます。 と雄人君。 「そりゃそうよ。こんなのが知り合いだと思われたくないもん」ってw 何がどうしてダメなのか?を伝え続けられる関係をくれる雄人君が僕は好きだ。 2018年6月26日(火)朝 成田空港に集合時間前に到着した雄人君。 体重900gオーバーで家を出て来たとのこと。 搭乗し夕方香港ホテルに到着。 僕と雄人君はツインの同じ部屋。 いらない気を使わせないようプラスのオーラで接するが "言うことは言う愛情スタイル"はこの日も貫く。 本質を伝えることに目的を置き言葉は選ぶ感じ。 隆聖選手に借りた体重計に乗ると71.75kg えーっ。。。 家の体重計が違ったのかなぁ。。。 と慌てる彼を見て 「あなたはここから落とす人間なんだからいいんだ」と 心をフワフワさせないようにリード。 ホテルのバスタブで半身浴。 ガムを噛み唾液を出すこと数時間。 残りは明日3:00に起きて落とします。 と言って寝て3時になっても起きない雄人君を起こす。 「おいっ!」(笑) 6月27日(水)12:00計量にてパンツを脱ぎ計量クリア。-70kgジャスト。 毎日言い続けて来た「あなたが香港に来た目的は体重を落とすことではなく試合に勝つことだ」とは この日の彼には言わない。 彼は計量をクリアできなかった過去を持つからだ。 計量パスを共に寄り添い喜んだ。 減量できた事は何も偉くはない。 嫌なら競技をやめればいいもん。 でも彼にとってはこれでいい。 内臓が強くない彼は、計量後の食べ物飲み物も工夫し気をつけた。 心身が楽になった彼には、一緒に居られるこのチャンスを使い、目上の人間との同室での過ごし方や物の食べ方なども指摘させてもらった。 相変わらず指導するとわかろうとする素直な人だ。 試合当日試合会場入り。 4試合目 COMACHI(MSJキックボクシングジム)選手は相手選手変更&契約体重変更&相手選手計量オーバー。。。と 最悪な状況の中、この日のためにあれだけやってきたのに。。。と COMACHIにはどんどん経験させてやりたい。。。と 悪条件の試合を飲んだ永椎会長。 子供の頃からCOMACHI選手を指導する永椎会長はブレることのない不動心できっちり勝利。 親子のような年齢差がある男女という壁を感じさせないようしっかり考えた上で掴み取り続けている師弟関係のキャリアをそばで見られ、僕は幸せをたくさんもらった。 6試合目 隆聖(ドージョーシャカリキ)選手は人に元気を与えるプラスのオーラを持っている。 一緒にいる人間を幸せにしてくれる雰囲気を持つ元気印 隆聖選手の相手はサウスポーでミドルを主軸に組み立てるとても強いムエタイファイター。 ハツラツと丁寧にまわり込みながら箱守会長と何度も何度も確認した動きで相手を困らせ続ける隆聖選手。 ボディを効かされダウンしたがそこからもまた動き続け攻め続ける。 腹が効き肝が機能しない状態で動き戦うことがどれだけつらいことか僕は知っている。 そして箱守会長はもっともっと隆聖選手の気持ちと身体を知っている。 そしてわかる。。。 闘争心と逃走心。感動をもらった素敵な作品を見ることができた。 小澤聡子(K-1 GYM 相模大野KREST) 以前から好きな選手小澤聡子選手。 ドラえもん衣装で入場し前に前に出るあの試合をこんなにも近くで応援でき、胸が熱くなった。 香港遠征中、いつ言葉を投げてもいつも期待とは違う言葉を返してくれた。 分かりやすく言うと変わっているのだが。KRESTに所属する数々の名選手との練習に食らいつき続けている唯一の女戦士が小澤聡子さん。 普通ではない女性小澤聡子さんを僕は尊敬している。 そしてこの平行感覚の違いこそプロなんだとわかっている。 違うセコンドとして同行した三輪裕樹選手は名パートナー。 人の気持ちを組みリードできる人。 一気に好きになった。 相手の心を折るべく前進し蹴り続けたローキック。 パンチの連打で会場を盛り上げた小澤聡子選手の手は上がらなかった。 そこじゃない。 あなたにあのファイトができますか?。。。 やはり小澤聡子はすごい。 雄人(優弥道場) 雄人君は1ラウンドで2回倒れるかもしれん。 3ラウンドまでに5回倒れるかもしれん。 でもええんよ。 雄人君は勝つんよ。。。 死んでも負けないという日々訓練している彼に足りない"気持ち"と 日々訓練している"少しだけの技術"を確認し 「この国にあなたの仲間は誰もいない。あなたを見ている者など誰もいない。全てを変えてこい」と背中を叩き送り出した。 1ラウンドに右のパンチでダウンを喫した。 雄人君が変われるチャンスを貰えたのだとわ Yuya Yamamotoさん(@yamayu715)がシェアした投稿 - 2018年Jun月26日pm7時03分PDT
2017年8月優弥道場に他ジムで5戦している北田雄人(20歳)という人間が移籍して来た。 礼儀礼節、時間、練習態度と優弥道場の人間として人前に立たせるには気に入らないことが多すぎる男だった。 「聞こえない挨拶に意味はあるのか?」 「プロとは何か?」 「人に応援してもらう資格とは?」 「気持ちのない試合に商品価値があるのか?」 「もうやめた方がいい」と この10ヶ月だけでもたくさん伝えて来た雄人君。 こんなにちゃんと教えてもらったのは初めてです。 今まで叱ってもらったことがないんです。 優弥さんのおかげで変われてます。 ありがとうございます。 と雄人君。 「そりゃそうよ。こんなのが知り合いだと思われたくないもん」ってw 何がどうしてダメなのか?を伝え続けられる関係をくれる雄人君が僕は好きだ。 2018年6月26日(火)朝 成田空港に集合時間前に到着した雄人君。 体重900gオーバーで家を出て来たとのこと。 搭乗し夕方香港ホテルに到着。 僕と雄人君はツインの同じ部屋。 いらない気を使わせないようプラスのオーラで接するが "言うことは言う愛情スタイル"はこの日も貫く。 本質を伝えることに目的を置き言葉は選ぶ感じ。 隆聖選手に借りた体重計に乗ると71.75kg えーっ。。。 家の体重計が違ったのかなぁ。。。 と慌てる彼を見て 「あなたはここから落とす人間なんだからいいんだ」と 心をフワフワさせないようにリード。 ホテルのバスタブで半身浴。 ガムを噛み唾液を出すこと数時間。 残りは明日3:00に起きて落とします。 と言って寝て3時になっても起きない雄人君を起こす。 「おいっ!」(笑) 6月27日(水)12:00計量にてパンツを脱ぎ計量クリア。-70kgジャスト。 毎日言い続けて来た「あなたが香港に来た目的は体重を落とすことではなく試合に勝つことだ」とは この日の彼には言わない。 彼は計量をクリアできなかった過去を持つからだ。 計量パスを共に寄り添い喜んだ。 減量できた事は何も偉くはない。 嫌なら競技をやめればいいもん。 でも彼にとってはこれでいい。 内臓が強くない彼は、計量後の食べ物飲み物も工夫し気をつけた。 心身が楽になった彼には、一緒に居られるこのチャンスを使い、目上の人間との同室での過ごし方や物の食べ方なども指摘させてもらった。 相変わらず指導するとわかろうとする素直な人だ。 試合当日試合会場入り。 4試合目 COMACHI(MSJキックボクシングジム)選手は相手選手変更&契約体重変更&相手選手計量オーバー。。。と 最悪な状況の中、この日のためにあれだけやってきたのに。。。と COMACHIにはどんどん経験させてやりたい。。。と 悪条件の試合を飲んだ永椎会長。 子供の頃からCOMACHI選手を指導する永椎会長はブレることのない不動心できっちり勝利。 親子のような年齢差がある男女という壁を感じさせないようしっかり考えた上で掴み取り続けている師弟関係のキャリアをそばで見られ、僕は幸せをたくさんもらった。 6試合目 隆聖(ドージョーシャカリキ)選手は人に元気を与えるプラスのオーラを持っている。 一緒にいる人間を幸せにしてくれる雰囲気を持つ元気印 隆聖選手の相手はサウスポーでミドルを主軸に組み立てるとても強いムエタイファイター。 ハツラツと丁寧にまわり込みながら箱守会長と何度も何度も確認した動きで相手を困らせ続ける隆聖選手。 ボディを効かされダウンしたがそこからもまた動き続け攻め続ける。 腹が効き肝が機能しない状態で動き戦うことがどれだけつらいことか僕は知っている。 そして箱守会長はもっともっと隆聖選手の気持ちと身体を知っている。 そしてわかる。。。 闘争心と逃走心。感動をもらった素敵な作品を見ることができた。 小澤聡子(K-1 GYM 相模大野KREST) 以前から好きな選手小澤聡子選手。 ドラえもん衣装で入場し前に前に出るあの試合をこんなにも近くで応援でき、胸が熱くなった。 香港遠征中、いつ言葉を投げてもいつも期待とは違う言葉を返してくれた。 分かりやすく言うと変わっているのだが。KRESTに所属する数々の名選手との練習に食らいつき続けている唯一の女戦士が小澤聡子さん。 普通ではない女性小澤聡子さんを僕は尊敬している。 そしてこの平行感覚の違いこそプロなんだとわかっている。 違うセコンドとして同行した三輪裕樹選手は名パートナー。 人の気持ちを組みリードできる人。 一気に好きになった。 相手の心を折るべく前進し蹴り続けたローキック。 パンチの連打で会場を盛り上げた小澤聡子選手の手は上がらなかった。 そこじゃない。 あなたにあのファイトができますか?。。。 やはり小澤聡子はすごい。 雄人(優弥道場) 雄人君は1ラウンドで2回倒れるかもしれん。 3ラウンドまでに5回倒れるかもしれん。 でもええんよ。 雄人君は勝つんよ。。。 死んでも負けないという日々訓練している彼に足りない"気持ち"と 日々訓練している"少しだけの技術"を確認し 「この国にあなたの仲間は誰もいない。あなたを見ている者など誰もいない。全てを変えてこい」と背中を叩き送り出した。 1ラウンドに右のパンチでダウンを喫した。 雄人君が変われるチャンスを貰えたのだとわ
Yuya Yamamotoさん(@yamayu715)がシェアした投稿 - 2018年Jun月26日pm7時03分PDT