特定秘密保護法、衆院であっさり強行採決されてしまい、皆の反対へのボルテージもより高まってるでしょう。

国連人権高等弁務官からも特定秘密保護法の危険性についてMessageが寄せられた。
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http://www.asahi.com/articles/TKY201312020479.html

世界中の人権侵害をウオッチしている人権高等弁務官からもツッコミが入る人権無視法案を数の力で押し切ろうなんて普通じゃない。

この悪法を何としても止めなきゃ、僕たちに当然の如く与えられていた表現の自由は、簡単に奪われてしまう。

何より、これからアメリカが引き起こす「テロとの戦い」という名の「侵略戦争」に日本も巻き込まれ、自衛隊員を始め、あなたの大切な人も戦闘行為に巻き込まれる可能性が高まっている事は、日本版NSC、特定秘密保護法、これから提出される、国家安全保障基本法などを考えれば、「陰謀論」なんて呑気に笑ってられない状況だと分かるはず。

違憲、違憲状態で選ばれた政権の暴走の加速により、「戦争できる国」に着々と作り替えられ、この国とこの国に生きる人々を売り飛ばす段取りは整えられてる。

国会での現状を皆さんにお伝えするね。

参議院では現在、反対に回っている議員によって、特定秘密保護法の審議がゴリ押しされぬよう数々の攻防が行われている。

それにシビれを切らした政府自民党は、「内閣委員会」の委員長の首を挿げ替えようぜ、って話まで聞こえてきた。

何故、「内閣委員会」?

今、参議院で「内閣委員会」が審議するのは「国会戦略特区 法案」

安倍政権の経済政策、アベノミクスの目玉である「国家戦略特区 法案」

日本版NSC、特定秘密保護法に並んで、今国会中に何が何でも通したい法案が「国家戦略特区 法案」

「国家戦略特区」とは、日本のある地域内で、最大限に規制緩和を拡げようって話。

TPPがまとまらなくても、「国家戦略特区」が決まれば結局、結果は同じ。

大企業が美味しい思いが出来る様にと、最大限の規制緩和を推し進めるという下準備を着々と整えてる。

ところが、内閣委員会での法案審議が自分の思い通りに進まないから、民主党の水岡内閣委員長を与党の議員に替えて、思い通りになる人選にしようって話。

どこの独裁国家だよ。

実際にそれを実行するのは、大きな批判が生まれるからやらないだろうけど。

数で圧倒してるから何でも出来るんだ、って態度が出たいい例だよね。

国会議員は必ず、何処かの「常任 委員会」に所属する。

山本太郎は「内閣委員会」に所属。

「内閣委員会」は火曜と木曜に定例開催される。

開催されれば、無所属、一議席の僕にも質問の機会が与えられる。

与えられた時間に対して、3分の2は議題(国家戦略特区法案)に沿って、残り3分の1は、自分の好きな事について質問できる、って雰囲気が何と無く暗黙のルールとしてある。

火曜と木曜の為に、質疑内容を考えているんだけど、ここ二回程、「内閣委員会」は開かれなかった。

それどころか、次回開かれるかも怪しい。

理由は「国家安全保障に関する特別委員会(特定秘密保護法を審議)」が紛糾しているから。

「何故、紛糾しているか。」

反対する野党の頑張りはもちろんだけど、僕は民主党の芝博一議員、共産党の山下芳生議員の存在が大きい、と見ている。

「内閣委員会」の筆頭理事であり、「国家安全保障特別委員会」の理事でもある芝さん。
「内閣委員会」の理事であり、「国家安全保障特別委員会」の委員である山下芳生さん。

「国家安全保障特別委員会」が開かれ、揉めている間は、「内閣委員会」には出れない。
芝さんと山下さんがいなきゃ、内閣委員会は成立しない、って事。

芝博一さんは、園遊会の件で参議院の沙汰(厳重注意と皇室行事への参加を認めない)が下った後も、その件を理由に、委員会内での僕の質問時間を奪おうとする与党側を諌め、内閣委員会の正常な運営を求める為に「委員会の運営には関係ない」と発言して戴いた方だ。

その発言があった後、僕は芝さんに頭を下げに行った。

その僕に対し芝さんは「君を庇った訳じゃない、委員会の正常な運営の為の発言だから勘違いしない様に」と釘を刺された。

勘違いするなんてとんでもない。

芝さんには、山本太郎への特別な愛情などない。

毅然とした態度と「何をすべきか」と言う事が常にハッキリしている姿勢に、僕が勝手に憧れに近い想いを抱いたのだった。

与党が今国会で成立させたいツインピークス、「特定秘密保護法」と「国家戦略特区法」の両委員会に芝さんと山下さんが所属し、暴走を食い止めようと剛腕を振るっている姿に感動している。

しかし両法案 成立が難しいならば、今国会は「特定秘密保護法」を強行採決、次期通常国会で「国家戦略特区法案」をと息巻いているとの情報もある。

数ある重要法案を差し置いてでも「特定秘密保護法案」を強行したい、と言う事。

12月6日に本会議での強行採決を狙う与党、なりふり構わず、大急ぎだな。

この国に生きる人々の権利に関わる重要な法案を、慎重に審議もせず、力だけで押し切ろうとする事自体が有権者を舐め切ってるし、国民を阿呆だと思ってる証拠。

既に今ある法律でカバー出来ている「安全保障」に関わる問題を、「安全保障」に関係の無い事まで限りなく幅広く特定秘密にし、一般市民や国会議員も取り締まれる「悪魔的法案」を作る事に皆んなが気付かない訳ないのにね。


与党が急いでいるのは、既に拡まり始めた「特定秘密保護法の危険性」が、時間を掛けて審議すれば、もっと多くの人々に拡がってしまう事を恐れている。だって、その先は廃案しかなくなるもんね。

絶対に必要で、タクラミの無いモノならば、「強行採決」せず、堂々と時間を掛けて議論するはずだもの。

「権力の嘘」を、この先もずっと隠し続けることが出来る為の悪法だと言う事がわかる。

自分たちの権力を維持する為の、自分たちの為の「安全保障」って事。

嘘つくならもっと上手に騙せよ!って言いたくなるわ。


国会内では心ある議員が闘っているけど、採決になったら結果は残念なものになる。

あなたの力が必要です。

まだアクションへと踏み込んだ事のない、あなたのお友達、ご家族の力が必要です。

各党幹部クラスへの「今国会で通過させないで!」と言う趣旨の応援FAX&メール(必ず応援している雰囲気でのMessageをお願いします)、デモや シール投票、特定秘密保護法周知の為のビラ配り、街宣など。

12月5日、6日は朝から、国会周辺が廃案を求める人々で埋め尽くされる事が、風見鶏政治家にとって、一番の恐怖だろう。

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やれる事、全てやってやろうぜ。

後悔したくないから。