堺屋太一
今橋下知事(現市長)の言っておられる大阪都構想と言うのは、まさに体制の改革です。しかし、これを正しく理解してくれるひとは日本では案外少ないのかも知れません。なぜなら、日本にはまだ、人事や政策の改革でうまく行くと思っている人が少なくないからです。体制擁護派は、今のままで政策を変えれば何とかなる、という幻想をばら撒いています。橋下市長は、実際に大阪で政権を担当された経験から、体制の改革は待ったなしの状況にきていると思われたわけですね。

橋下市長
政権交代というのはあくまでトップが変わるだけで、国会議員の顔ぶれはほとんど一緒。いわば、赤組と白組のどっちの組になるかという程度の変化です。霞ヶ関の仕組みは、明治維新以来百四十年続いてきて、第二次世界大戦があいだにはさまりましたけれども、基本的な仕組みはずっと変わらない。これまで様々な行政改革が叫ばれていますが、個別政策をいくら言っても、従来のメカニズムはもはや機能しないので、何も実現できません。

堺屋太一
私は最近「第三の敗戦」という本を書いたのですが、日本にとって第一の敗戦は黒船が出現したあとのばくまつ、1860年代です。第二の敗戦は太平洋戦争の敗北、1940年代です。そしてリーマンショック後の現代が第三の敗戦です。
今橋下市長がやっておられることは、まさに明治維新の長州藩的です。まず制度、仕組みを変える。それから同時に、府や市の公務員の人事評価も変えようとしている。これは非常に大きな変化です。この点を大阪の人だけでなく全国の人にもぜひ知ってもらいたい。大阪都構想は第三の敗戦状況にある日本全体の大きな改革、日本維新の始まりだということを、確りと認識してもらいたいと思うんですね。

続きはまた今度(^-^)/


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