前回、ノートまとめをする際には「似たようなものをまとめて」書くことが重要であると説明しました。今回はその具体例です。

14世紀の探検家にイブン=バットゥータという人がいます。彼は中東、インド、東南アジアに及ぶ広大なイスラーム世界を旅行し、『三大陸周遊記』(『諸都市の新奇さと旅の驚異に関する観察者たちへの贈り物』)という旅行記を書きました。ほうほう、なかなかかっこいい人です。

そして、勉強を続けていくと、14〜15世紀の哲学者に出会いました。その名も、イブン=ハルドゥーンです。彼は『世界史序説』(『歴史序説』)と呼ばれる、歴史書を書きました。

やばい...! イブン二人出てきた...!

「あ、これやばい。もしかしたら他にもいるかもしれない...」と思って確認してみると、イブン=シーナー、イブン=ファドラーン、イブン=ルシュド、イブン=サウードの4人が残されていました。しかも、範囲は10c〜20cとおおよそ10世紀にまたがって出てきます。覚えにくいです。

10世紀にまたがって、それも同じような名前なんて...
そうなんです、だからこういう時にノートをとるのです!

「イブン=○○」という形でノートをとれば、どの時代で、どんな活躍をしたのかということが一目瞭然です。教科書や参考書では基本的にこう言ったまとめ方はしてくれていない..。.だから自分でノートを作るのです。


(ちなみにこれは自分が高校三年の11, 12月くらいに作ったノート)

教科書や参考書がやっていることをそのまま丸写しにしてもほとんど意味がないのです。こうやって、「似たもの同士をまとめる」と言った自分なりの方針がないと、>ただ惰性でノートを取っているだけになり、何らの学習効果もありません。

次回はせっかくなので、自分の失敗談でも書きたいとおもいます.