今回は30代前半の関東の未婚女性から、
歳の差婚についてお話を頂きました。
『自分は同年代で高年収の方がいいものの
同年代は年収が低い方ばかりです。
でも歳の差があるほど高年収の方もおり…
これってどう考えたらいいでしょうか？』
当人は年収400万円の会社員で婚活2年。
婚活では素直に年収を重視しているものの、
そういう方は年の差がある方ばかり…。
でも年齢を取ると年収が低くなるため
考えがまとまらなくなったといいます。
年収と年齢は比例するのが基本ですからね。
考え方は様々ありますが、まずは
汎用的なポイントを押さえておきましょう。
さて、まずは基本ですが
『働ける年齢も加味して考えよう』
年収には変動がある点も大切です。
ご存じの通り、会社員には定年があります。
そしてそれは大抵、未だに60歳です。
単純な算数ですが、総額で考えると
30歳で年収400万円なら
400万円×30年で1億2000万円。
40歳で年収600万円なら
600万円×20年で1億2000万円です。
年収が高いほど税金なども割高なので
上記なら30歳のほうが有利になります。
最近では役職定年やリストラもあるため
より若い方が有利なこともありがちです。
また最近では年収の変動が不明瞭。
転職などで突然の年収アップもあれば
病気などで突然の年収ダウンもあります。
少なくとも年収だけでの判断は危険です。
高年収＝貯金も多いとも限りません。
年収以外の要素も重視しましょう。
さて、並行的に大切なことなのですが
『高年収なのに未婚は何かありがち』
価値観の相違や独り身期間も大切です。
婚活男性は年収が高いほど人気です。
そういう男性から順に結婚していきます。
…なぜその男性は未だに独身なのでしょう？
一般的には容姿か性格、または家族あたりに
高年収なのに避けられる要素があります。
また歳の差があるほど
ジェネレーションギャップが起こりがち。
価値観の相違は想像以上に苦痛を感じ
不仲になることも珍しくありません。
そして最終的に独り身期間が長くなりがち。
そもそも男女には7歳ほど寿命差があり
女性のほうが長生きする傾向にあります。
これに歳の差分だけ加算されるため、仮に
10歳上なら17年ほど独り身な計算です。
老齢の身での孤独もさることながら
その間の資金準備も大変になります。
ざっくり年上男性を求めるほど
このような問題への覚悟が必要です。
…さて、あなたの考えはいかがですか？
総じて目先よりも先々が大切です！
年収も含めて目先の高低・損得以上に
先々を見据えた判断をしていきましょう。
最後にちょこっと・・・
同年代だと年収が低いから年上を…
比較的、よく聞く悩みではありますね。
同じくらい歳の差婚の失敗談を聞くので
慎重な判断をおすすめしたいですが…。
少し別角度での考え方ですが
一人で十分に生き抜ける経済力さえあれば
離婚も死別も恐れることはありません。
年収を気にする必要すらなくなります。
年収重視の婚活がダメではありませんが
ぜひ自分の年収も重視していきましょう。
なお、最近の婚活市場の実情を知りたい方
また最近の既婚夫婦の現実を知りたい方
そしてしっかりライフプランを通して考えたい方は
いつでもご相談下さいませ。