中堅企業のリコール隠しをめぐる小説でした。

 

心に残る言葉がいくつもあったのですが、二つだけ抜き書きします。

 

 ★ 「 世の中っちゅうのは、まったく理不尽なもんじゃのう、オヤジ」

 

  

 

★  虚飾の繁栄か、真実の清貧か━。強度偽装に気づいたとき、八角が選んだのは後者だった。

  後悔はしていない。

  どんな道にも、将来を開く扉はきっとあるはずだ。

 

この人サイテーと思える登場人物に自分を重ねて、ちょっと似てるかなあと反省をさせてくれる小説でもありました。

 

読んで良かったです。